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Photogenic:105
投稿日:2016/2/29
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Photo by Chiba
Codi by Younseong
JIYUGAOKA
圧縮写真にこれまで取り組んできました。
まだまだ奥が深く、これからも触れて行かなければならないと思う分野でもあります。
私にとっての圧縮写真はしぐさの明確化であり、被写体が動いているその動作の意味合いにポイントをしぼって表現する写真になります。
とくにもこの写真はそうです。
他にも色合いやメッセージ性にポイントを置くことは可能で、圧縮写真の表現には異なる意味を持たせる事が出来ます。
私は被写体に対して声をかけます。
自分で靴を履いてみよう!と
もちろんコーディネーターにもそうしてもらいます。この時にコーディネーターとカメラマンの完成図が合致している場合スムーズにかつ正確にそのイメージに近づけるものだと思います。
そのイメージにその子の行動が誘導された時、まさにシャッターチャンスとなります。どんな子でも同じ動きをするわけではありません。広域にとらえればそれはその子らしさになり、その子でしかつくれない写真となります。
そしてその瞬間をスナイパーの様に望遠レンズで待ち構えてシャッターを押すべきタイミングを待ちます。
そして圧縮写真の一つの特徴として無駄な余白や情報は削ぐという点です。
ゆえに帽子や髪飾りは最低ラインでとらえたり場合によっては無にします。足元もギリギリか写真の四角い底辺から削ぎます。
そうすることによってポイントとなる写真の核心部分へとまた一歩近づいていきます。
では私はなぜこの瞬間にポイントを置いたのか、核心へと誘ったのか。
これから履き始めるところ、履いたところ、履ききったところ、または脱いだところ、様々あります。
この場合、片足を入れたところになります。つまりは履いたところです。
まだ一足残っている状態が第三者から最も分かりやすいのではないかと私が思い表現しました。
よってこの靴を履く過程を表現しています。2足目の場合は1足目の時よりも緊張感はありません。おそらくないでしょう。
まだ始まったばかりの圧縮写真への探求。これからも少しずつ私の中で整理し、展開し、写真を撮って行きたいと思っているところです。
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