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自由が丘店
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投稿日:2016/2/29

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『物語に大切な要素』

Photo by Chiba
Codi by Younseong
JIYUGAOKA

良いと感じるものや、憧れると感じるものは自分から追い求めていくもので
何もしなければ時間だけが淡々と無情にも過ぎていきます。
私たちは常に行動と共にあり、私たちは常に言動と共にするのです。

私的事ですが、もともと私は地元の銀行員になって実家で暮らし、家庭を持ち両親の側で子育てをしていきたいと願っていた頃がありました。そのためリクルートスーツを着て説明会や面接を受けていました。何社か内定をいただきその中で不動産会社を選び、そこで働くことを一度決意しそこでの将来像を描いていた頃を懐かしく感じます。私はネクタイにこだわりを持っていて今でも30本くらい持っていて気分や日によって場所を考え選んで出社していました。
ネクタイをつけるのは男性側にあることで、それを直し、結びつけてあげられる存在が女性側であるそんな光景をイメージしたことがあります。
ネクタイは向かう場所やお会いする相手によっては変えたり、新調したり、選び悩みます。大事な時こそ選びに選んだ、悩んだ物を、大切な方から頂いた物でその場に足を運びます。
そしてゲンを担ぎます。
験担ぎの験は経験のことよりも効き目の事を指します。勝負事へのジンクスです。もちろん他人から見た験担ぎは何の効果も見えないものですが、私からするとやる気スイッチの様なもので家を出る時にネクタイを締め出発をし、相手に会う前ににトイレでもう一度ネクタイを締めて向かいます。つまりその想いや意気込みに代わるものが験担ぎでありそれがネクタイです。


このご夫婦は今年で結婚10周年記念ということで家族写真と夫婦写真を残しに来店されました。パパさんが指輪を手にしママさんにプロポーズをされて今に至る家族になります。とても素敵で明るい家族でした。2人のお子様もすくすく育ち伸び伸びとしています。撮影したという光景よりも話した光景の方が印象的です。
話せば話すだけ時間はあっという間に過ぎ、気づけばたくさんのことをこの家族から学びました。私が聞きたいことと、この家族が知っていること。楽しんだことも悩んだこともたくさんの物語がそれぞれの家族にはあります。それでも朝は家族の想いを込めてママさんはネクタイを手にしパパさんの首元へ験を担ぎ、パパさんはそのつながりを家族のためにと結びつけます。子を信じる強さ、父親を信じる強さ、母親を信じる強さをとても感じました。
微笑む父親とネクタイを締め優しい眼差しで見つめる母親とでする言葉なき時間を切り取れた事に感謝しています。この夫婦のありのままをそこにあるもので表現した時にこの様な形となりました。

毎日の撮影の中でたくさんの家族と出会います。その一家族一家族のストーリーを知るば知るだけで私達の力になります。それが関係性の入り口でそのために私達は常に行動と共にあり、言動と共にあるのです。そしてその小さなことや何気ないことの一つ一つが私達とお客様を結びつけます。

人生の写真館と言いますが人生を学ぶにはとても良い環境であるとつくづく思います。

特別な存在は実在しないのだと思うけど、特別であり続ける意志の強さはきっと必要なのだと思う。気持ちが交わり、絆を結ぶ。それでこそ家族の意味になるのではないでしょうか。私はそう学びました。

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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