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Photogenic : 94

投稿日:2015/8/31

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女の子のほとんどはかわいくいたいそう思っている。
 
彼女も例外ではなく、彼女がメインでの撮影ではなかったけれども、
 
撮影の合間にドレスを着たがっているようだった。
 
いつのまにか、何着かのドレスからあのドレスを選んで着ることになった
 
でも、最初の打ち合わせの時は彼女がメインではなかったので
 
ママは75カットにいれなくてもいいから撮って欲しい。
 
私はその優しい言葉を聞いた瞬間に
 
ママが彼女に対するコミュニケーション上の愛情というものをどんなことなのか
 
客観的に見れたような気がした。
 
 
 
もし、これが単なるワガママの一つだとママが思ったら
 
着れないからダメと彼女に伝えるかもしれない。
 
だけど、ドレスが着たいという意見を尊重したママの考えを
 
最初に聞いたときは撮ってあげたい、、という私の使命感の様なものを感じた。
 
75カットに入れなくてもというよりは、
 
入れてあげたほうが絶対に良いと思い、何枚か75カットに入れる提案をした。
 
もしかしたら、75カットに入れなくても良いというのは
 
ママから見た私たちに対する配慮だったのかもしれない。
 
 
 
ドレスに着替えた彼女は飛び回るほど喜んでいなかった。
 
撮影することで少しの緊張感を与えたようだった。
 
そのかわりに着替えてくれたドレスは落ち着いた色味と緊張感が漂った表情と
 
合致していた。
 
コーディネーターが小物とストールでアレンジをして
 
グッと引き締まり、その場の空気で撮影が始まることを予感させているからか
 
一言も喋らなかった。
 
 
 
独特の空気感とドレスの落ち着いた色味がマッチしたように思う。
そして、これが今カメラの前で見せる彼女らしさということをカメラマンという表現者としてどう捉えていくのか?
 
 
 
撮影中もすごく話が弾んでしまったというわけでもなく
 
私の指示に対してサラッと動いてくれた。
 
表情と身体が矛盾していた彼女がとても可愛らしく思えた。
 
ボブの長さの髪の毛は顔が動く度に
 
さらさらと流れて
 
伏し目がちになった目に大人っぽさが垣間見えたようだった。
 
 
 
その時をずっと残していて欲しい。
私はそう想い続けながら撮っていきたい。
時間は過ぎてたら戻ってこない。
今という時間を残しにきているのだ
 
 
 
8月は私にとってすこし時間がある1ヶ月となった。
 
愛ってなんだろうって思ってみたり。
 
手を繋いだりすることで表に見える愛と
 
コミュニケーションを取っている中で見えてくる愛。
 
色んなことが混ざり合うことで愛情が成り立つのではないだろうか
 
 
 
 
 
Jiyugaoka Photo by aimi , coodinate by gahee

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