Photogenic


自由が丘店
scrollable

Photogenic:79

投稿日:2014/4/30

1415 0

小川さんがモニター室でよく撮影をしていた。
写真に対して、とてもストイックな尊敬するカメラマンで自由が丘のありとあらゆる場所で撮影していたのを記憶する。
冬の夕方時間には、室内照明をつけないと真っ暗になるこの部屋。
小川さんの撮った写真はその暗さを利用して、スポットライトで被写体を照らしていた。とてもドラマチックな写真が印象的だった。
そのイメージがあまりに強烈で、自分の中で固定概念ができた。
一度固定概念ができてしまうとそれを切り崩すのが難しくなってしまう。
 
今の季節だと陽が伸びてしまい、モニター室で撮影すると最後の6件目でも明るさが残っている。
その明るさがプラスに作用する事が少ない。なぜなら現実的にモニターをする部屋であって写真に写ってはいけないものが沢山ある。
 
以前、とある子が1シーンの撮影が残っているのにも関わらず、撮影に疲れてソファから離れなかった事があった。その子が私の固定概念を崩してくれた。
 
確か、夕方16時の撮影だった様に記憶する。
被写体を動かすのが難しかったため、そのままソファでの撮影を試みた。
程よい自然光に上からのスポットを当ててみたら、被写体を優しく包み込む柔らかい光ができた。
中々背景の処理が難しく、条件があえばまたここで撮影したいと考えていた。
 
その条件が揃う時がきた。
 
モニター室には棚や家電、キッチンといった現実的なものが背景として映り込む。レンズを望遠にして、被写体の位置を微調整して、背景の処理をして人物に集中する様にした。
 
とても目が奇麗な男の子だった。何だか、その目の輝きが希望に満ちている様で少し上を見上げてもらった。
 
無限大の可能性を秘めた子供達がどんな大人になっていくのか、、、
とても楽しみである。

Jiyugaoka Photo by Hidaka, Coodinate by Chiba

この記事をシェアする

美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

撮影のご予約はこちらから

スタジオ予約

お役立ち情報をお送りします

新規会員登録

Official SNS

  • Instagram
  • sns
  • Instagram
  • Instagram