Photogenic
市川店
自分だけの世界から新しい世界へ
投稿日:2020/9/20
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ライフスタジオのスタッフは日々お客様と自分自身のために誠実にそして心から楽しみながら働いている素晴らしいスタッフばかりです。私はそんなスタッフが集まるこの会社が大好きですしもっと沢山の方にライフスタジオと出会っていただきたいという思いで仕事をしています。そんな中、今年の4月から縁あって市川店の皆さんと一緒に仕事をする機会が増えました。今回はこの写真を撮影した市川店を代表する素晴らしいカメラマンについてお話をさせて頂きたいと思います。
この方と私は同じ店舗で一緒に働いたことがありません。ですが、別々の期間に共通のリーダーのもとで深く濃く働いたことがあります。きっとそのリーダーを通じてお互いの認識が深まり自然と妙な仲間意識が生まれていったような気がします。(同じ先生のもとで育てられた代の違う教え子たちのような感覚とでもいいましょうか)
なので今回初めて仕事をご一緒させて頂くことになったのですが昔一緒に働いていたことがあるかのようなテンポの良さで仕事の話が進んでいきました。私自身新しい仕事に対しての緊張もありましたがその方との交流が深まれば深まるほどアイディアが湧いてきていき有難い相乗効果であっという間の半年間が過ぎようとしています。
今回その方と一緒に仕事をする機会が増えその方の写真を見る機会も増えていきました。そんな中でこの方にしかない魅力に引き込まれるきっかけとなった写真がありました。それが今回の一枚です。この方は独特な雰囲気がありながらも誰からにも親しまれやすいキャラクターの方です。また、別の面ではとても情熱的で尚且つ知的な面も持ち合わせている方ですがそういった面を自ら主張してくるわけでもなく上品にさりげなく醸し出してくる方です。そんな人柄なお方の映し出す写真はとても魅力的でその方の写真を一言で表すと「気になる写真を撮る人」です。
気になる写真を撮る人の写真は、一度見て次の日にもなぜかその写真をもう一度見たくなり、また数週間後にふとした時にその写真を思い出して見返したくなるような写真を撮る方です。私はどちらかというと単純で分かりやすい写真を撮るタイプですがこの方は熟せば熟すほど美味しいワインのような深い写真を撮る方です。
今回の一枚は、まさに一度見てまた次の日も見たくなり、またふとした時にその写真が見たくなるから、後からいつでも見返せるようその写真を自分の大切な場所に保管したくなるような魅力的な一枚でした。
その魅力を言葉で伝えるのはなかなか難しいですが今回は「シャッターの瞬間」というテーマに沿って話していきたいと思います。
撮影中、シャッターを切る瞬間というのはカメラマンそれぞれです。もちろん基本的には似たような瞬間ではあります。それは基本的に良い写真というものが程度決まっているからです。その瞬間というのは被写体の魅力が映し出された瞬間であり例えば良い表情や笑顔を見せてくれた瞬間や可愛いポーズが決まった瞬間などそういったタイミングでシャッターを残すことが一般的であり商業写真を勤めるカメラマンはそのような写真を安定的に提供する義務があります。
ただ、その中でそういった瞬間とはまた別の視点でシャッターを押すことがあります。それが今回の一枚のようなそのカメラマンだけが見えた世界のもっとも美しい瞬間を切り取った一枚です。
良い写真を撮るカメラマンの特徴として「自分だけの世界観」をもっている人がよく挙げられますが、この方は特に「自分だけの世界観」に特徴がある人だと思います。でなければこのような斬新なトリミングや質感は表現できませんしここまで人を魅了する写真を撮ることはできません。
自分だけの世界観を持っている人は世の中多くいると思いますがそれを自分の目標ややるべきことと照らし合わせそれに真剣に向き合う人はそう多くはないと思います。世界観は持っていればいいというものではなくその世界観を生かして理想を現実のものに近づけ「新しい世界」を見せてくれる人が本当に魅力的な人でありそういった人がライフスタジオらいし素晴らしいカメラマンであると思います。
location:ライフスタジオ市川店
photo:sb-Kim
write :大内あかね
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