PhotogenicIchikawa

定義付け

2019/5/31

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表現の方法は人それぞれです。

しかしその表現にも人によって差があることもまた事実です。

表現能力の差が出やすいのは、「簡単」と「難しい」の中間です。あえて言葉で表現するなら、ありふれた被写体です。自宅や会社などの身の回り、いつも通る町の中、ちょっと出かけた無名の場所など、いつも見かける風景です。

こうした中で自由に写真を撮ってみると、表現能力の差が大きく出てきます。様々な視点から被写体を見付けてきて、面白い写真を何枚も撮る人と、逆になぜ写したのか分からない写真ばかり撮る人に分かれます。その差は驚くぐらいハッキリした違いが生じます。

つまり表現の差は何を残したいか?また何を表したいかが明白になっていることが重要です。

また写真の良さもいろいろあると理解する必要があります。

良い写真というのは、どのような写真を指すのでしょうか。これは、人によって意見が異なるため、簡単には結論が出せません。私は、次のように考えています。写真に限らず、芸術に属する分野の作品は、基本的に好き嫌いで判断するしかないと。他のために撮影するのであれば、良いと思う人が多いほど良い写真です。自分のために撮影するのであれば、自分が良いと思う写真が良い写真になります。

実際に、個々の写真の好き嫌いを尋ねると、細かな違いはあるものの、大きな傾向は合っています。誰かが良い写真だと思う写真は、別な人も良い写真だと思う可能性が高いからです。

ただし、良いという表現には、注意が必要です。写真の場合、良し悪しを判断する基準が、狭い範囲に偏りがちです。一般的な傾向として、美しいとか、迫力あるとか、幻想的だとか、良い印象の方向だけを考える人が多くいます。もう少し広げたら、楽しさや面白さも含まれるでしょう。どれも、広い意味でプラスのイメージです。

 しかし、写真には、もっと違った表現も可能です。不気味さ、恐ろしさ、悲しさ、寂しさ、あきらめ、脱力感、拒絶感など、マイナスのイメージに属する内容も表せます。これらを狙って撮れるようになれば、さまざまな表現が出来ると思います。

私の中の表現とは撮影者が意図して表す作品であると感じています。

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