PhotogenicIchikawa

ハーフ成人

2019/3/11

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ICHIKAWA Photo 
 
Photo by Takayuki Fujigoe
 
Coordinator by Yuri Motohashi
 
Write by Takayuki Fujigoe

ハーフ成人の撮影で市川店に来てくれた彼女は、最初着物を着てどこか大人っぽい雰囲気を漂わせている女性でした。そして次の衣装に着替えるとオシャレが大好きで、10代らしいしゃべり方や話題で撮影がはじまりました。

 

「記録する写真」と「演出する写真」の2つに別れます。記録する写真は、例えば「お祭り」とか「結婚写真」。撮り方で、被写体に寄ったり、レンズを選択したり、表情を狙ったりして、シャッターチャンスや構図によって自分らしい写真を表現しますが、基本的には対象をあるがままに撮ります。
それとは対極にあるのが、「演出写真」。カメラマンが被写体(人間、物)を自由に動かし、背景や光をコントロールして、自分の世界を創ります。

イメージ化の数が多ければ多い程、表現力の選択肢は広がって行きます。これらのイメージを映像化するところに、写真や、ライティング、演出力が必要になってくるわけです。
ですから、被写体のイメージを映像化するのが目的だとすると、写真や照明の技術は、単なる手段でしかないのです。

目的がないところに、手段だけ求めても、それは無意味です。
イメージを映像化したいと四苦八苦するところに技術の発達があるわけで、技術を習得したらなんでも撮れますよ。というわけでもありません。
今述べたことは、芸術写真の方法論ではなく、ちょっとした商品写真や、趣味の写真にも生きてきて、それらを意識しているだけで、写真は驚く程違ってきます。
 

今回の写真はまさにそのイメージが前面に押し出されたものになります。

まずは被写体が自らこのような写真が撮りたいというイメージの提案から始まり、コーディネーターによるその被写体のイメージに合った衣装を提案、そして出来上がったそのものを見て撮影をどのようにするかというカメラマンの意志が全て入っています。

イメージの形象化は写真をただ撮るだけの作業ではなく。様々な人の気持ちを形作るとても楽しい行為であると私は感じます。

またそれが出来るのがハーフ成人式の撮影の醍醐味であるとも思うのです。

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