Photogenic
市川店
コーディネートから生まれるもの
投稿日:2018/11/19
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Photo by Fujigoe
Coordinator by Motohashi
時より私はカメラマンとして写真を撮るとき様々な刺激によってカメラのシャッターを切る事があります。今回はコーディネートによって刺激を受けて、そこから生まれた写真になります。
写真を撮影する際には様々な要素が本当に細かく散りばめられています。先ほど述べたコーディネートもそうですが、他には光・インテリア・被写体・その撮影の雰囲気・自分のコンディションなどなど挙げればきりがありません。
しかしそれらの要素とは別に全て包括しているのは私たちのクライアントであるパパさんママさんつまりご両親であることは紛れもない事実です。
例えば、宣材写真とはクライアントのニュアンスを忠実に聞き取り、それに合わせた表現をすることが仕事ですが、もしそのような形で撮影をした場合自己表現を強く出してしまったら、確実に次回のオファーは来なくなってしまうでしょう。
しかしライフスタジオは限りなくカメラマンの自由をクライアントであるご両親と共有できる素晴らしいスペースであると私は理解しています。
よってカメラマンにとって、迷いは大敵であると私は感じるのです。
それは現場の空気から写真にまで、幅広く影響して迷いのない撮影は大胆に且つご両親の胸に迫る写真が撮影できると確信しています。
事実、そのような撮影の時私は達成感と次の写真への期待がふつふつと湧いてくるのです。
少し遠回りをしましたが今回写真のポイントは普段行わないような白色が主体の衣装に、あえて白い空間を選んだところにあります。
なぜそのような事をしたかというと、色が統一というキーワードがその衣装を見た時に私の頭の中に舞い降りてきたからです。
白と言っても一種類だけではなく丁度グラデーションが入るような感じで、イメージ的にはパソコンで文字や写真の色味をいじるときに出てくるような色の変化を写真で表せたらと思いシャッターを切りました。
写真ですが、この時すでに外は日が沈んでいてライトを使っての撮影となりました。
先ほど言ったイメージを表現するため背景のライトをつけ、白壁を使ってグラデーションを演出し、写真向かって左から白い色に向かっていくような形で撮影をしました。
また写真が平面にならないように、サンキャッチャーを写真中央に置きました。
自分の心を自由に開放し、その中で自分のアンテナが何かを捉えそれを表現しようとしたときに降りてきた写真になります。
このような機会を与えてくれたアシスタントコーディネーターにはとても感謝です。
カメラマンとコーディネーターの相乗効果がまた新たな写真を生んで、写真の可能性を広げてくれるのです。
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