Photogenic
市川店
さあ冒険だ
投稿日:2018/11/9
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Photo by Fujigoe
Coordinator by Motohashi
私たちは同じ空間で全く違う被写体を相手に撮影を日々行っています。
それを考えるとなんだか不思議な気持ちになります。
同じ空間でどのようにすればいつも自分たちが撮っている空間を違う物にできるのか?
被写体に対するアプローチが変わると自分自身の行っている撮影に変化が訪れます。
それは丁度散歩と同じ感覚です。
いつもと同じ道を歩いていると一本のレールの上を歩いているかのような安心や心地よさを私は感じます。補足説明になりますが、私という人間の習性は前に言っているような、日々同じ動きをすることで一種の達成感を味わうタイプの人間です。よっていつもと同じ時間でいつもと同じ電車に乗ることにある意味生きがいを感じているのですが、ふとしたアクシデントでいつもの時間もっというのであればいつもと違うルートで行かなくてはいけない場面も出てきます。それは自分が望んだものではなく外的要因によって起こることです。しかしそのような場面でも目的地は存在するためそれをどのようにするのか解決策を自身で出していくのですが、その解決策を出すまでが人は大変でそれを超えて動き始めたらそれを楽しむことが出来る動物なのかなと考えます。
最短ルートを通るのか?それとも一番安いルートを通るのか?人によって選択は違うと思いますが、少なくともいつもと違う景色、いつもと違う空気感を味わうことが出来るのではないでしょうか?
その時私は新しい刺激を受けることに一切抵抗感を持たず、あるがままを受け入れることが出来るのです。
それと同じで、撮影も自分の意志と関係なく時に光がない撮影や逆にどのように使えばいいのかわからなくなるような光が入ることがあります。
そんな時自分の持っている写真を撮影するという使命と、いつもとは違う景色が自分の中にある写真を表現する原動力へと変わっていくのです。
この写真もそんな中から生まれた写真の一枚になります。
妙に強い西日がいつもライトを使って撮影をする壁から存在感をアピールするかのように漏れてきて、ライトの光を一気に消してみるとその光は一直線に部屋の端から端まで降り注いでいました。
そしてその光に照らされて、普段何の変哲もない鉄の手すりが光を集め反射していました。
私は何のためらいもなくまた新たな何かを探すためシャッターを切りました。
これが冒険をすることが苦手な私の写真の冒険です。
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