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かきあげ女子

投稿日:2018/9/14

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photo by Fujigoe, coordinator by Motohashi

彼女と初めて会ったのは1年前のことです。

予約の電話の時にママさんからカメラマンの指名をお願いされ、以前に撮影に入ったわけでもなく、しかもライフスタジオのリピーターの方だったで、私は電話口で何度か人違いをしているのではないかと確認をしたことを今でも覚えています。

私は指名されると緊張はしますが、その分自分への使命感を持ちます。その使命感とは写真はもちろんですが、指名してくれたご家族に何か一つでも多くを持って帰ってもらおうというところでそれが思い出であったり、顧客とスタッフの関係を超えた人と人との繋がりを確認する時間でもあると私は思っています。

今回はアシスタントも指名してもらい、最初の頃彼女は撮影中はずかしいのかパパもママもアシスタントもなしでカメラマンの私と1対1での撮影を希望しました。1年ぶりに会った彼女は少し大人びていました。

段々と撮影が進むにつれて、皆のテンションが上がっていき一番最後のシーンになったときに1年前にした髪の毛をかきあげる仕草を撮ってほしいという彼女からのリクエストをもらい、撮影したのが今回の写真になります。

以前から髪の毛が長く、髪飾りなどをなくして少しナチュラルな感じにすると何とも言えない大人っぽさが出るので、今回はそれを強調できるような撮影を行いました。

 

前にも述べているように今回は大人っぽさとポーズを強調するため、逆光とその衣装に合うインテリアを選択しました。どのようなイメージをしたかというと、雑誌で海外の女性がサングラスとコーヒーを片手に信号待ちをしている感じを頭に描き、それを土台に撮影を行いました。

光は逆光で被写体に回り込むような光を演出しながら写真の下にあるインテリアの枠が光に反射し、さらに光に包まれている感じを強調させます。

またトリミングですが、本来は被写体を画面いっぱいに圧縮の写真を1枚撮影していたのですが、それではなくあえてこの写真の方を残しました。

理由は彼女の目線にあります。

上を向いている方向に空間を開けることでその目線と空間に意味を持たせることが出来るからです。

来年はどのようなかきあげ女子に撮影するか今からまた楽しみが増えました。

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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