Photogenic
市川店
scrollable
【色】
投稿日:2017/7/30
2177 0
タイトル:『色』
サブタイトル:『色を観察することは』
Cordy by 本橋由里
F:f/3.2
Shutter speed:1/100s
ISO: 250
焦点距離:125m
サブタイトル:『色を観察することは』
Cordy by 本橋由里
F:f/3.2
Shutter speed:1/100s
ISO: 250
焦点距離:125m
これらを踏まえた上で、写真分析を行っていきたいと思います。
色と言えど、見方は様々で、インテリアの色、光の色、小物の色、コーディネートの色などたくさんあります。
今回はその中でも「”インテリア&光”の色」にスポットをあてて、観察・分析をしていきます。
撮影日時は6月10日、午前9時18分。こちらの写真を観察すると、使われている色がとてもシンプルであることがわかります。白、黒、茶色。右側には前ボケがあり、後ろのレンガの茶色を少し淡い雰囲気にしています。女の子は少し微笑み窓の外を見ています。その窓からは女の子を明るく照らすように光が差し込んできています。左側(手前)の空間にも窓があり、光によって窓の柵がぼやけ、優しいグラデーションになっています。窓と窓の間の壁にはボードがかかっており、茶色いフレームが印象的です。
それではこれらを、「色」を主題として分析してみます。使われている色「白」「黒」「茶」は、無彩色のモノトーン配色に近いです。なので、とてもシンプルです。ですがシンプル過ぎずにいられるのは、真ん中のボードとレンガ、そして女の子の肌の茶色があり、写真の色に強弱を付けているのではと感じました。元々このレンガはもっと濃い色ですが、前ボケによって淡い色になっているので、落ち着きのある茶色を作り出せているのだと思います。
そして全体のほとんどを占めている、白。光・壁・ドレス・花冠。もしこの花冠が赤い帽子だとしたら、この写真の印象はガラッと変わっていたと思います。白だからこそ、写真に統一感が出て、まとまった写真になっているのだと思います。
手前の窓から入ってくる光の白。もしこの窓が壁だとしたら、この明るさはなくなり、きっともっと暗い写真になっていたでしょう。壁に対して、真横からではなく少し斜めから撮影しているように見えます。もしこれが真横から撮影していたら、ここまで窓は映り込まなかったのではないかと思います。そうすると光がここまで入ってくることはないのではないでしょうか。そして窓の柵がいくつかの縦のラインとなり、写真をデザインさせてくれています。窓の柵も光に溶け込みやすいアイボリーなので、光によって若干のグラデーションも生まれています。そして、女の子の表情。窓の外を真っ直ぐ見ています。写真で見てみると、女の子の目線の先(左側)は広い空間があり、なにかを物語っているようにも感じられます。目線の先に空間があるということが、その先に何かがある、という風に感じ取れます。なので、もしも目線がカメラだったなら、もしも空間が右側だったなら、写真の雰囲気はだいぶ変わり、この写真を選ばなかったかもしれません。この写真だけで彼女を見てみると、とてもおとなしそうな、優しいお嬢様という雰囲気に感じ取れます。
色と言えど、見方は様々で、インテリアの色、光の色、小物の色、コーディネートの色などたくさんあります。
今回はその中でも「”インテリア&光”の色」にスポットをあてて、観察・分析をしていきます。
撮影日時は6月10日、午前9時18分。こちらの写真を観察すると、使われている色がとてもシンプルであることがわかります。白、黒、茶色。右側には前ボケがあり、後ろのレンガの茶色を少し淡い雰囲気にしています。女の子は少し微笑み窓の外を見ています。その窓からは女の子を明るく照らすように光が差し込んできています。左側(手前)の空間にも窓があり、光によって窓の柵がぼやけ、優しいグラデーションになっています。窓と窓の間の壁にはボードがかかっており、茶色いフレームが印象的です。
それではこれらを、「色」を主題として分析してみます。使われている色「白」「黒」「茶」は、無彩色のモノトーン配色に近いです。なので、とてもシンプルです。ですがシンプル過ぎずにいられるのは、真ん中のボードとレンガ、そして女の子の肌の茶色があり、写真の色に強弱を付けているのではと感じました。元々このレンガはもっと濃い色ですが、前ボケによって淡い色になっているので、落ち着きのある茶色を作り出せているのだと思います。
そして全体のほとんどを占めている、白。光・壁・ドレス・花冠。もしこの花冠が赤い帽子だとしたら、この写真の印象はガラッと変わっていたと思います。白だからこそ、写真に統一感が出て、まとまった写真になっているのだと思います。
手前の窓から入ってくる光の白。もしこの窓が壁だとしたら、この明るさはなくなり、きっともっと暗い写真になっていたでしょう。壁に対して、真横からではなく少し斜めから撮影しているように見えます。もしこれが真横から撮影していたら、ここまで窓は映り込まなかったのではないかと思います。そうすると光がここまで入ってくることはないのではないでしょうか。そして窓の柵がいくつかの縦のラインとなり、写真をデザインさせてくれています。窓の柵も光に溶け込みやすいアイボリーなので、光によって若干のグラデーションも生まれています。そして、女の子の表情。窓の外を真っ直ぐ見ています。写真で見てみると、女の子の目線の先(左側)は広い空間があり、なにかを物語っているようにも感じられます。目線の先に空間があるということが、その先に何かがある、という風に感じ取れます。なので、もしも目線がカメラだったなら、もしも空間が右側だったなら、写真の雰囲気はだいぶ変わり、この写真を選ばなかったかもしれません。この写真だけで彼女を見てみると、とてもおとなしそうな、優しいお嬢様という雰囲気に感じ取れます。
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