内部文化　人は感情→現象と本質

 

最近内部文化について考えており、実践を試みる段階で感じる事は、人は感情で動くと言う事である。

理性的に何かを判断しようとする試みはするけれども実際の場面では感情が何よりも人を動かしている。

例えば何かをしようと提案するとする、人は理性でその提案を受け止めるであろうか、私の今の考えはNOである、人は最初感情で判断する、その感情を抑えて冷静に考えをめぐらせるまでの時間が現象となり見えてくるとき、人は今までの経験や理性を動員するのだが、それが上手くいかない場合、現象として態度に表れたり、言動として現れてくる。

私が考えるのは、その現象に囚われる事無く、その人が本来目指そうとしているところを見る必要があると言う事である。

本来その人が理想とし、目指したい高みがあるにも関わらず、その人は感情でその時動いてしまった、それを理解しその人が本来表したかった態度や考えを模索する。

それはあたかも、その人の真の核を探るような作業であるし、私に技術が要求される。

私自身もその時の感情で態度に出てしまう事がある、本来は目指していいるところがあるのに、悔しいおもいをしたり、そんな自分を攻めたりもする。

そして、この事を考えるようになってからあまり、人の感情に左右されないようになってきたように感じる、全ての感情に左右されていたら、内部文化を作るには精神的に難しいのではと感じる。

皆が全く同じ価値観や、環境で無い限り感情の渦は起こるものである。

それをいかに消化していくかと言う事である。