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9月主題
投稿日:2011/8/31
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9月主題
<ライフスタジオと私>
center:蒔田 清子
自分がスタジオをオープンするとしたら~
7月に自分の課題として事業計画書を書いてみたのだが、今読むと今回の主題の部分が抜けていた。
一番大事なところである部分。
何に投資をしていくいのか。選択と集中を何処に持っていくのか。
それを決めることは何も自分の理想をただ掲げることにあらず、事業戦略と密接に関係するのだ。ここで、ライフスタジオは『人』に集中するという。
これは、人/時間/財務を『人』に集中することである。
では人に集中するとはどの様にして成されるものだろうか。ライフスタジオは教育をする会社である。ただの業務的な教育にとどまらず、哲学や文学、リーダシップにおける部分まで含む。
その部分に力を入れながら、運営をし利益を出していくのだ。一見すると営業時間を増やしたり、アルバムとを使って効率化を図ったほうが利益がでるのではと考える部分ではあるが、長い目で見れば事業戦略としては優れていると考えられる。
ではその『人』に集中をしていくということを考える上での人件費について。
n オーナーの給料
ライフスタジオのオーナーとは、店舗の運営と共にオーナー会を通じてライフスタジオの運営にも直接かかわる。ではオーナーの仕事とは何なのか、その仕事の価値によって給料が変わってくる。
現在のライフスタジオではオーナーでも様ざまだ、店舗でスタッフと共に働いているオーナーもいれば様ざまである。
オーナーの権限とは『価値ある意思決定』ではないかと考える。事業には意思決定が欠かせない、日々の業務から多くの意思決定があるのだが、オーナーはライフスタジオの方向性の意思決定をしていくのだ。
意思決定の意味(企業分析:フェルフォート著から)
優れた事業運営、事業パフォーマンス、長期的な事業の存立、これらはどの企業にあっても、経営陣が継続的に整然と行う健全な個別的、集団的意思決定にかかっている。これらの意思決定のどの一つを取って見ても、よくも悪くも、最終的には事業に経済的影響を与える。つまりどんな企業の運営管理のやり方も、継続的な一連の経済的選択と絶えざる費用対効果のトレードオフを実行していく事に帰着する。こうした個々の選択が、順次、企業を支える物的、財務的な資源のそれぞれの変化を促進し、最後にはキャッシュの動きになって結実する。
とある。
選択と集中を何処にしていくのか、今度どのような方向性で進めていくのか、よく経営者は毎日3年先のことを考えるというのだが、3年先10年先を見据えていかなければならない。
そしてこの意思決定がライフスタジオの人/時間/財務を何処に集中していくかを決めるのだ。
オーナーはその重要な意思決定をより価値のあるものにするために、日々をすごしていかなければならない。自分自身が価値ある意思決定をする人にふさわしいかを毎日考えること、そして実行すること。
オーナーは投資をするばかりの人にあらず、自らが率先して動いていく責任がある。
給料の決定はこの意思決定権の部分を考えて決定をすべきである。
n スタッフの給料
スタッフの役割は、自らをオーナーの意思決定に合わせていくことといえるだろう。
意思決定が価値あるものであるという前提での話であるし、スタジオの業務はこのどうなりたいかを追求していくもので価値が出てくるものであるため、そこに自らを合わせるということ。
これは、自分の個性を無くすとか従うという消極的で無意味なものではない。
価値のあるところに自分自身が選択と集中をして投資をしていくということである。
私は、今まで『仕事』そのものに自分自身を投資してきたと考える、そのため給料もその仕事の部分での支払いにとどまっていた。
しかし、ライフスタジオの方向性に自分を投資し集中することで給料の部分でも違いがうまれるのではないかと考えている。
そしてその給料の価値を知ることで、自分自身の給料や他の人の評価なども変わってくるだろう。
n インセンティブ制度
本社では毎月積み立てし、該当する場合のみ支払われるようになる。
該当する場合とは、自己の変化発展の為に毎月の目標を立てているがその目標に対しての評価、また価値を生み出す行為についてである。
お金の流れをみるとどこに投資をしていくのかが見えてくるが、やはり人に集中していくという言葉通りにインセンティブという制度を活用していく。
この制度は、一見分かりにくく基準が無いように思われる、しかしこのインセンティブ制度がいかなる効果を生むのかを今一度考えなければならない。
企業分析をしていくと、価値のあるところに結果的に見れば金額が発生する。
人に価値を置き、人の成長に投資する事は、事業計画の明確な戦略なのである。この戦略の一つがインセンティブ制度であり、動機付与と価値を生み出すその習慣付けを目的としており、一度達成の秘訣を知れば、この制度を活用し、自己の評価を自分自身で行えるようになるだろう。
そして、他の人との比較、評価の対象にもなり得るため、とても有効な制度だといえる。
しかし、経営者ならばこの制度をいかに活用するかを常に考え実践し変化していく必要がある。
人は、怠けや慣れというものと戦っていかなければならない。
習慣を持続する為には、成功体験や変化が必要なのである。
n 自身の労働価値
労働価値というものが自身の労働に対する給料の支払いということで解釈すると、ライフスタジオは労働することによる給料の支払いから価値自体への給料の支払いへの以降をしていると考える。
人が、この時間にこれだけの労働をし利益を出しました。という目に見えることから判断する部分のもちろんあるのだが、上記でも示したように、ライフスタジオは『人』に集中することを決めている、それは利益の一部を人に投資をするということだ。
その人への投資を受ける価値があるのか無いのかが自身の価値であると考える。
今までは、仕事に対して自分自身の投資を図ってきたが、今後は『人』に集中するとう自分自身の方向を見直して実行していく。
その為に、今日々を行くり、毎月の課題や読書などをしていくのだ。
n 自らがスタジオをオープンしたら
今回は人件費について、各位置の人たちの役割について考えてみた。
今読んでいる本『賢者の書』喜多川泰著にこんな言葉がある。
人生における成功を、何になるかに求める人は多い。しかしこれになれたら成功、幸せという職業は存在しない。なぜなら成功は職業についてくるものではなく、人に付くものだからだ。何になるかを目標にしても成功を収めることは出来ない。まず真剣に考えなければならないのは、どんな人間になりたいかである。
まず、どんなオーナーになりたいのか、お客様とはどのような関係性を築きたいのか、スタッフとはどのような気持ちで向きあいたいのか。
そして自分自身がどのような人であるべきか、これを強くもっていかなければスタジオをオープンしたことに満足してしまうだろう。
オープンをしてからが始まりなのである。
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