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本社
大局観
投稿日:2011/4/14
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本社と言う立場はどんな立場なのだろう。最近特に考えるようになった。
3月11日の震災で、数日は何がなんだかわからず過ごした。
その後、何かできることは無いかと考えた。
そして本社で会議をした、今本社として私たちにできること、やらなければならないことは何か。
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社長にこういわれたことがあった。
「本社だから何かを特別にやらなくてはいけないこともないし、何か特別なことがあるわけではない、でも全体を見る目を持ってほしい。」
聞いたときは、物足りない気持ちもしたけど、すごく深いし、私にとってとても足りない部分だと思う。
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全体を見る目。
最近、羽生善治さんの「大局観」と言う本を読んでいるのだが、ここにもヒントがありそうだ。
木を見て森を見ずとはよくいうがこれの反対語が大局観であると本書には載っている。
目先の問題にとらわれず、全体を把握できる力が必要だ。
羽生義治さんいわく、「若手は、簡単な一手を指すにも数百もの膨大な手を読んで指すが、ベテランは勘でパッと見当をつけて指す。パッパッと指す手には邪念がないから、基本的に悪くない。全体を判断する目、大局観、本質を見抜く力、ばらばらな知識のピースを連結させる知恵といってもいい。逆にいうと、余計な思考を省き、近道を発見するようなもの。その思考の基盤になるのが、勘、つまり直感力や感性。直感の7割は正しい。」
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また違うHPでは
大局観を将棋を例にすると初心者は、駒を一つ一つ認識。アマチュア初段の中級レベルは、矢倉囲いや4六銀型など部分的な塊として認識。プロレベルの上級者では、局面全体を一瞬で判断。トッププロは、流れで形成を判断。レベルがあがるにつれ、点-> 線-> 面-> 空間(流れ) というように碁盤全体だけでなく、「どういう展開でその局面に至り、このあと何が起こるか」も考慮に入れ、時流という碁盤の流れ、時間軸を伴った時空間で把握。
と言っている。
よく物事を立体的にみると言うが、空間で判断するのも同じことだと思う。
ただ、これは簡単にできるわけでもなく、訓練が必要なのだろう。
物事を違った方面からも捉えることができる訓練だ。
まず、知ることからだろうか。
凝り固まった固定概念から抜け出す必要がある。
これはこうと決め付けてしまっては、フィルターを通してしか見えない。
そこを超える力と訓練だ。
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もうすぐ本社会議だ。
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