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つかさん

投稿日:2010/7/29

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7月10日 戦後に演劇界を代表する人気劇作家で直木賞作家、演出家であったつかこうへいさんが亡くなった。 速報を見てすぐ新聞を買いに走り回った。 全部は買い切れなかったが彼に関する全ての投稿に目を通した。 銀ちゃんで誰もが知っている「蒲田行進曲」や若い世代では小西真奈美や、内田有紀、広末涼子、石原さとみらを育て、最近では黒木メイサの「飛龍伝2010ラストプリンセス」が上演されたばかり。 彼のその演出スタイルが特徴的で、俳優たちがけいこ場で即行的に発するせりふを台本化していく「口立て」という手法を使っていたという。 つかさんは俳優たちが体の奥からせりふを発しているかを注意深く見ていたという。しっくりこなければ新たなせりふを与え、時には俳優を極限状態まで追い込み、内面をさらけ出させることで役に真実性を与えた。演じる者の個性によって芝居も変えた。けいこの中で生まれる俳優本人も気付かなかった個性を大事にしたという。 追い詰められた結果、自らを見つめ直し個性派俳優として殻を破って再生した俳優が多かった。 …自分の殻を破る… 彼の存在を知ってはいたが、今更ながらつかさんの演劇が見てみたいと強く思った。 彼のペンネームは「いつか公平」の願いと共に漢字の読めない母の為に付けたと言われる。 本名・金峰雄(キム・ボンウン) 自身の出生を隠さず、声高に語る事もなかったが、90年に4歳になる「娘に語る祖国」を発表。 つかさんの残した遺書です。     友人、知人の皆さま、つかこうへいです。 思えば恥の多い人生でございました。 先に逝くものは、後に残る人を煩わせてはならないと思っています。 私には信仰する宗教もありませんし、戒名も墓もつくろうとは思っておりません。 通夜、葬式、お別れ会等も一切遠慮させて頂きます。 しばらくしたら、娘に日本と韓国の間、対馬海峡あたりで散骨してもらおうと思っています。 今までの過分なる御厚意、本当にありがとうございました。            2010年 1月1日 つかこうへい    

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