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冬の海
投稿日:2009/3/15
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塩辛い臭いが漂う海。
記憶の中から忘れることも消えることもない思い出。その海という場所を離れることのできないのも、当たり前のことなのかもしれない。
海はいつも青よりも赤黒い光で一日を照らすつらい生活の根拠地だった。
それでもその海を忘れることが出来なかった理由は、自然の風と朝の海が持つ生命力だった。
風が吹けば吹かれるがままに、順風でも暴風でも勝ち残っていけた力がまさにその生命力と呼ばれる海の力だった。
だから海は夏ではなく冬に訪ねていく友達になった。
暖かな日差しが照らしだすエメラルドの光でなく、赤黒くも青黒い光がまさに海の色だから...
その味を出すことの出来る冬の海が真の海だ。
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