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life studio 美しい 3 期生
投稿日:2017/5/6
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leehyeyoung
君たちの若い魂の中に未来を建設しなさい。亜流という迷信を排斥しなさい。君たちが未来の人生を志向 する時、何が必要なのか自ら知るだろう。そのかわりに、歴史に向かって何も聞くな。逆に歴史に君を現しな さい。そして約束された時間が訪れるまで静かに成熟であれ。
-ニーチェ-
「美しい3期生」の9週間の教育プログラムが終わりました。 私が見てきた彼女達の表情の中で、9週目のBBQの時間の表情が最も明るかったです。今考えると、それ も本当に当然のことです。新しい会社に入社し、1週間に一度の理論の時間は余計に緊張し表情が固くな ってしまったのでしょう。始まると同時に、自分の人生を振り返り、未来を設計しなければならない思惟の時 間は、これまで生きてきた人生が否定されるような疑問と、変化から退かないという自分の意志がぶつかり混 乱することもあったでしょう。そのくらいの時期に店舗で一緒に働く仲間がプレゼンテーションの準備を手伝いだ してくれます。発表の内容を修正し、また修正し、数回に渡って練習します。初めて社会に足を踏み入れた 人も、以前社会生活をしていた人も、このような新鮮で戸惑う経験により少しずつ安堵のため息をつきます。 そのように8週間は台風のように過ぎ去り、30人を越える多くの人々の前で初めてのプレゼンテーションを行 いました。その間、悩んできた自分の主題をライフスタジオと連結し、人生の転換のためのプロジェクトを淡々 とそして楽しく説明しました。このような過程があったため、9週目に会った彼女達は、あれほどにも平穏な笑 顔を浮かべたのだと思います。しかし、私が感じた彼女達の最も美しい姿は、8週目の発表の時の姿です。 震えて恥ずかしくても後に退かないで堂々とした姿を見せてくれたからです。
5名の主題について簡単な意見とこれからの期待感を整理してみました。
-斎藤愛美
[Mana Makana~101組の大切あなたへ~]
マナミさんの主題は、「顧客」です。顧客と従業員という一般的な関係の概念から離れ、人と人との出会いを 縁という輪に繋げるという意味が込められています。そして、その媒介体となるのが「手紙」です。こつこつ積も ってくるイメージ写真と文章は、後に、彼女だけの「エッセイ集」になるでしょう。今回の教育で私が出会ったマ ナミさんは「大人」でした。以前、初めて出会った時はまだ幼くつらそうな人だったなら、今の形状は、エネルギ ーがあふれる「ビタミン」のような人です。そんな内面が映し出される理由は「その次」があるからだと思います。 「顧客との関係」という広く観念的な範囲から、今ではより具体的に、自分の行為が何なのか、どのようにし たら前に進むことができるのか、その次の計画が立てられています。考えの実体が確認されていく過程です。そ うしていきながら「顧客との関係」という意味が一つではなく、様々あるということを徐々に知って行きます。今 のエネルギーを抱え前進していくマナミさんの姿に期待されます。
-守屋瑛子
[シカクいアタマをマルくする]
ヨウコさんの主題は、「自身の変化」です。固定観念やコンプレックスから自分自身を変革するという意志表 明をしました。知識が多く芸が達者な彼女は、今の店舗を基準に多くのことをやってみることにしました。内・ 外部的に所沢の「専門家」になるのです。ライフスタジオの店舗を含め、所沢についてなら、彼女に「何でも 聞いてください〜」。始まりは、全体的なことを調べていくことから行いますが、1年もすぎれば彼女から多くの 内容があふれ出てくると思います。私は彼女のニックネームを「好奇心天国」とつけてあげたいと思います。好 奇心がいっぱいあるということを良く表現したものです。ヨウコさんは、音楽と映画が好きです。動物だけでなく、 多くの事物に興味を持っています。好奇心は、新しく神秘的なものを好むか、または知らないことを知りたいと いう気持ちです。しかし、すぐさま近付くことなく、まず周りをみわたします。彼女が言った彼女の固定観念であ り、そのような自身の姿がコンプレックスに感じられるのでしょう。今回のプロジェクトは、ヨウコさんの紹介が必 要です。同僚、顧客、植物や事物にも、自分が先に歩みよらなければなりません。そして、主体となって紹介 しなければなりません。「全てのことを把握し、全てを知ってしまおう。」という、彼女の胸の中にある欲望が吹 き出てくることを期待します。
-吉田香代子
[客観的に物事を捉える]
カヨコさんが物事を客観的に見るために本を選択しました。彼女が望むのは「人」だと思っています。人に先に 歩みよりたい、歩み寄ってきた人を喜んで迎え入れたいのに、ぎこちない言語と表現力が彼女にはいつも高 い障壁となります。一つの固定観念で人に対したくないため、様々な視線と考えに接しようと目標を置き、多 くの本を読むと言いました。個人の一定の習慣は、時間の流れのように自然で、特定のきっかけがないと、自 分で発見するのは難しいのです。それが日常であれば、その生活に任せ生きていきます。カヨコさんの偶然の 選択が、彼女を変化するようにしました。ライフスタジオとの出会いがそうです。選択は、特別しませんでしたが、 ライフスタジオで出会った人々は彼女の乾燥した日常を揺らし、揺れる新しい日常を、彼女は受入ました。 「人」との出会いから自分自身を知るようになり、「人」を通して成長しようとするカヨコさんの歩みに注目した いと思います。
-中川みさき
[人と生きる]
ミサキさんの主題が意味することは、「疎通」だと思います。彼女が言う今までの社会生活の中での問題は、 人との間に起きる葛藤であり、それが解消されないまま、自分が下した結論は、コミュニケーションが不足して いる自分自身でした。人との生活の中で価値観が違うということは問題ではありません。自分と違う価値観 を否定するということも問題ではありません。好きな食べ物、趣味、スポーツ、本など、好みが違うのはただ違 うという事なのです。おいしい料理を食べるために料理をすることが、ある人にとっては重要な価値かもしれま せん。しかし、また他の人にとっては、料理よりも健康のために運動をすることがより重要なことかもしれません。 価値観というのは、個人が持つ価値の観点です。ただ、対立になるものは、価値において正しいこととそうでないこととして見る事ができます。真理を探 していく過程で、価値観や世界観の対立は何よりも重要な基準になるからです。ミサキさんが望む疎通する 人生を生きていくためには、自分自身を先に規定しない方が良いと思います。「私はこういう人だ。」と、先に 自分を規定してしまうと、その次を考えることができる範囲が縮小され、限定されます。ただ、自分自身を開 き、他者と出会ってください。けんかが全て悪いものではないと思います。熾烈さと見ることもできるからです。 熾烈さは、自分自身を現したときに動きだします。もしかしたらミサキさんは、他の人よりも自分を先に現して いる人かもしれません。互いに異なる価値観は認め、正しい真理を探していくために熾烈にぶつかっていくなら ミサキさんの弁証法を探して行くことができるのではないでしょうか。その原則と原理が疎通として成されていっ たらと思います。その始まりとして店舗の環境改善、気になりますし期待しています。
-金杉麻由
[NsDonald Value Set Project]
マユさんの「固定観念の打破」という主題は、1、2、3のようにあらかじめ順序を決めて考えていかないという 意味でもあります。世の中には、決められたそのままを置いて意識しながら結論を下す場合が多くあります。 「あなたは新人だから今は分からなくてもいい」、「あなたは学生だから思考体系が未熟だ」等。多くのものが 固定された視点から見られています。マユさんのプロジェクトは、ライフスタジオの現場で起きるであとうことから、 一つずつ少しずつ違うようにやってみるという意識改革プロジェクトです。「こんにちは」という一般的な言葉を 「ハイタッチ」という行為で、「今日の撮影は服を三着着て…」などの一貫されたカウンセリングの時間を、マイ クを握った司会者になり、ライフスタジオとその中の構成要素を紹介しながら、個性と弁別力を強調するので す。彼女は、自分が社会に第一歩を踏み出したと自信を持って話をします。彼女の言葉と声には「新入社 員として今からたくさん学びます。」ではなく、「今は新人として出発しましたが、最も多くの可能性を持って何 にでも挑戦します。」という力強い抱負が聞こえてきます。
終わりに・・・
このように5人は「美しい3期生」を終えることになりました。2ヶ月間、8週間という時間で自分の人生の主題 を持ってプロジェクトを計画するということは、1つの単語で「未来」と言えるでしょう。ライフスタジオは、今まで 持続的な学習を通して人の成長を期待してきましたし、現在も進行中であり、今後も計画を持っています。 教育に関するビジョンは、「人材育成」と呼ばれる固有の言語もありますが、ライフスタジオで言う教育は「人 を中心に、人々が作る会社」を夢見ているということが、教育を行うビジョンと言えます。今回の美しい3期生 があったため、次の4期生にも希望を持つ事が出来ました。皆さん共にご苦労さまでした。楽しかったです。
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