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[News Zio-10-]密着カメラ!写真教育season2

投稿日:2017/11/7

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今年からの鈴木さんの写真教育のプロジェクトSeason2が10月に終了しました。
 
Season1を含め、総6名のカメラマン教育が行われました。鈴木さんを中心として教育のプログラムが組まれ、新横浜店の小林さん、青葉店のれいりさん、越谷店のまなみさんと共に行われてきました。カメラの特性を理解し、各自毎週実践を行いながら、歩みを発表し合い、反省、改善、実践を繰り返しながら、成果を残すことが出来ました。
 
大きく力をつけることが出来たみんなの取り組む努力、そしてそれをサポートした小林さん、れいりさん、まなみさん、そして全体をまとめ進行し、プロジェクトを成功させた鈴木さん。みんながひとつとなって同じ目標に向かって歩んだ結果が10月のワンポイント会議で発表されました。
 
厳しさと楽しさ、喜びと苦しさの中でも、共に力を合わせながらがんばってきたみんなに大きな拍手を送りたいです。
 
各自が撮影したBest Photoと写真分析を紹介したいと思います。






私が写真を撮る理由
Photo by Lisa
Write by Lisa

私がライフスタジオに入社を決めたきっかけは「美しい写真」を撮りたいから、という理由でした。
前職でブライダル撮影の経験があり、元々写真を撮ることが好きなことから、スキルアップの為に選んだ道です。
 
いざ、カメラを握ると「美しい写真」を撮るのは簡単なことではありませんでした。
ブライダル撮影の時とは畑違いで、被写体を思うように動かすことができなかったり、止まらせることができなかったり、自然光を光源としていることから天気によって光は左右されるし。。。
今までのノウハウはほとんど役に立ちません。
厳しく指導され落ち込んだり、なかなか解決できない課題に伸び悩むこともしばしばありました。
 
しかしそんな時でも私には続けられる理由がありました。 
日々撮影をしている時はどんな時も楽しかったことです。
 
被写体のお子様と遊びながら、
パパママさんと会話しながら、
カメラマンとコーディネーターで空間を作りながら。
 
そして気付いたのは、私が本当に好きなのは「写真」ではなく、「人」なのだと思いました。
【写真が好きだから美しい写真を残したい。】
と思ったのではなく、
【人が好きだから被写体を美しく残したい。】
と思い、人の為に全力を出したい、と思ったのです。
 
美しく残す為の技術をこの半年間学んできました。
写真の彼女は撮られることが上手でポーズや表情を自ら作ってくれました。
美しく切り取らなくては彼女に失礼だと思いました。
ストーリーやコンセプトを持って撮影に臨むことは大切ではありますが、今回は彼女自身がテーマになり、あえてポーズはつけず、そのままの彼女を美しく残そうとしました。
 
一番のポイントは写真内のインテリアと人物の比率です。
天気が良く、光が多かったことから逆光を利用し、写真の7割をインテリアに。
十分に存在感のある人物を3割の割合にし、インテリアと人物の配置を整理しました。
更に右上に垂れたカーテンを入れることで写真にポイントを追加し、立体感を出しました。
背景を整理したことで3割ながらも彼女の存在感が活かされ、その視線から何を思っていたのか見る人の想像を掻き立てます。
 
人を想って作り出すものには、見る人にも想いを伝えられるものだと思いました。
私は、私の想いを人に伝えたいからカメラを握るのだと思います。










意図を持って撮る
Photo by Natsuko
Write by Natsuko
 
「ハレーションの効果や良い点って何ですか?」
入社したばかりの頃、玲理さんに聞いたことがある。
 
と言うのも、それまで私が携わっていた撮影は、記念写真と学校写真。顔が見えにくくなってしまうハレーションはほとんどが「良くないもの」とされ、最終的にはデータ処理で、極限までハレーション効果を無くしたものを納品していた。そのため、ハレーションに対して御法度のような認識があったのだ。
 
しかしライフスタジオに入社し、綺麗なハレーションの写真を多く見るようになる。同じハレーションなのに、表現のひとつとして使用され、確かに綺麗なのだ。この違いは何だろうか。恐らくそれは、撮影者が効果を知り、意図をもって撮影をしているかだ。今まで「うっかり撮れてしまったハレーション写真」だったのに対して、撮影者の持った意図が反映されていることで、綺麗だと感じる写真になっているのだ。
 
ハレーションには、フィルターのような効果がある。光に包まれたような、見た人に幻想的なイメージを与えやすくなることが、ハレーションの効果である。
 
写真の男の子はもうすぐ2歳になる男の子だった。お利口さんで、とにかく笑顔が可愛い男の子。だからこそ、自然な仕草を残したいと思った。
 
夕方の1番西日が綺麗な時間帯、一番光が差し込む場所に座らせた。強い光を背にして逆光で撮ることで、輪郭がなぞられ被写体の子どもらしいシルエットが際立つ。望遠で撮ることで、背景がとけ、より被写体だけが強調された。インテリアも洋服もブルーで統一感のある写真。けれど、柔らかい雰囲気のこの子と何だかイメージが合わない。穏やかでみんなに可愛がられるような子だったから、柔らかな印象にしたかったし、暖色なイメージだった。そこで、アイレベルを低くし、オレンジ色の光がレンズに入るようにハレーションを狙った。被写体との重心バランスが取れるよう、左上に光がくるように。
 
残したいと思う瞬間、空気感はきっとたくさんある。その瞬間をただ可愛いから、なんとなくシャッターを切るのではなく、なぜそうするのか、なぜこうするのか、と自分で説明できるように。技術と効果を理解し、意図を持ってシャッターを切っていけるよう、これからも練習と挑戦を続けていきたいです。
 
ひとつずつ、確実に、自分の中に取り入れられるように。









テーマ
Photo by Takako
Write by Takako
 
7月の下旬
夏休み真っ只中のよく晴れた日に弟の753の記念に来てくれた彼女
今年の夏は雨の日が続き、この日のような快晴の日は数える程度にしかなかったと記憶している。
幸いにも、一階の部屋全体に西日が差し込み、どこでも撮れる状況で、
道路に面した窓辺の台に立っている彼女の顔にしっかりと光が当たっている。

いつでもこの場所で撮ることができるわけでもなく、その時の条件が大きく関わる。

その時々の条件の中から、最大限のものを作り出すためには、想像力はもちろん、知識や技術も必要になる。

写真一枚を仕上げるには、
光 、被写体、インテリア、前ボケなど様々な要素があり、
その中でも、平面である写真を立体的に写すことは、撮る上でのテーマとして念頭にあるものだと考える。
なぜなら、光やインテリアは、立体的に写すための大切な要素だからだ。
この写真も立体的に写すための要素を最低でも3つ含んでいる。
一つ目は、サイド光を選択し、表れた光と影で生まれる立体感。
光源近くを選択したのは、西日の明るさを生かし、彼女の優しい内面のように、明暗差をあまり出さず綺麗な仕上がりにしたかったからだ。

二つ目は、被写体が体を預けている棚が後ろに伸びていることで感じる奥行き。

三つ目は、被写体の左上に微かにかかる葉っぱの前ボケと被写体の顔の右にある微かな前ボケが、前ボケ→被写体→背後の植木やインテリアというように、そこに空間を産み、立体的にしている点だ。

前ボケの効果はいくつかあるが、この写真では立体的に写すことと、もう一つ色味を加えていることもポイントだ。被写体とカメラとの間に、白いフィルターを挟むことで、彼女の夏の暑い日差しで焼けた肌に、透明感を加え、彼女と接して感じた優しさを表現した。夏休みや土日でもない限り、10歳の子を相手にすること。










自分の時間を出来るだけ多く実践に投入してきた皆さんに大きな拍手です。
これからたくさんの発見と楽しさに出会いもちろん、壁に出会うこともあると思いますが、
いつまでもみんなで駆け抜けたこの期間を忘れずに、、、、
一緒に歩んで生きましょう!
 
 

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それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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