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浜松店
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チカラを借りてくること

投稿日:2022/11/12     更新日:2022/11/12

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そもそも、私が写真について一生懸命考えるのは人生で初めてかもしれない、
そんな1ヶ月を過ごしています。
15年前に授けてもらったカメラという機械、ライフスタジオという場所
そして写真と人に対しての向き合い方。

撮影を進めていく中で、私は一つ考えてわかったことがあります。

多くのライフスタジオのカメラマンが述べるような難しい話ではないので
とっても恐縮しながら書きますが
私のチカラというものはとても稚拙で未熟なんだということを痛感したということと
(…とはいえそれは言い訳とかそういう話ではなくて、自覚の問題として再確認したということ)

結局写真という媒体を通じて表現している以上
チカラは一個じゃ足りないんだということです。

いや、私は違うという腕のいいフォトグラファーからの反論が聞こえてきそうですが
あくまで私にとって、この撮影という時間は借りたチカラの結晶なんだと言いたいのです。

インテリア、衣装、光、構図、色々な要素、被写体、その関係
チカラが集結した結晶の結果でしかなくて
だから一瞬一瞬全て違うということ。

ライフスタジオはいろいろな取り組みをしています。
新しいことも果敢にチャレンジしています。
その中で、チカラを借りることに対して書くのは今更かもしれないけれど
それでも書かせてください。

被写体の彼は、繊細な男の子です。
ガマガエルのぬいぐるみが相棒で、自由奔放な弟がいます。
自由奔放な弟を横目に見ながら自分のやりたいことを時々飲み込みます。
そのくらい優しいのです。

優しいから優しい写真が撮影したいなと思いました。
普通ですが、私の脳内なんてそんなものです。
だけど、優しいという言葉を考えているときに、私がスタッフからもらった言葉を思い出しました。
「まりさんは、さらに優しくなりました。そしてもっと強くなりました。」

優しいと、強い

相反するようだけど、優しさの向こう側は強さなんだと教えてくれる言葉でした。
嬉しかったので、今も忘れられません。

彼もまた、優しくて優しくて優しい男の子です。
そして、その優しさはどこからくるのか、そう考えたら、彼は強いんだと気づいたのです。

だから、私は優しい写真も撮りましたが
何枚かこの強い写真を混ぜました。
強いのは、光も強いし、影も強いし、コントラストも強いし
彼の目もまた、強いということです。

 

今、チカラを借りています。

浜松店のスタッフはもちろん
豊川店のスタッフ、応援してくれるたくさんの店舗のスタッフ
心配して電話をくれるオーナーたち、みんなのチカラを借りて思うのは

チカラを貸してくれることはもちろん優しさだけれど
貸してくださいと言えることも貸すことも全て強いんだということです。

光も影もあります。

でも、負けないんだと、そういう気持ちを思い出させてくれる
私の大切な出会いで大切な一枚です。
チカラは、ただの足し算ではなく、何乗にもなります。
私は弱い、それを分かっているから、みんなで集結したチカラの強さを知っています。

photographed by mari
coordinate by mayuyu

model: my dear

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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