Photogenic
ふじみ野店
「Don’t think. FEEL!」
投稿日:2023/2/15
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「考えるな、感じろ!」
ブルース・リーが映画「燃えよドラゴン」で言った台詞です。映画は見たことがなくとも誰もが耳にしたことのある有名な言葉です。
「あれこれ考え過ぎず、見たままを素直に楽しみなさい。」
そう、私へ呪文のようにささやき、心を整えてくれる言葉です。
スタジオで写真を撮る仕事をするようになって10年以上が過ぎ、他人からみたら同じようなことをしているような毎日かもしれませんが、私にとってはいつでも面白く、可笑しい、感動してしまう日々です。
それは、驚くような発見だったり、ほんの些細な出来事だったり。
もしかしたら普段は見逃して感じることのない現象を、見つけて伝えられるということが、この仕事の醍醐味なんじゃないかな、なんて思う。
伝えると言っても、さまざまな方法があるけど、
写真で伝える場合、四角のフレームの中で表現する。
何かを感じて、その中に何を配置し、どう感じてもらえるか考える。
とにもかくも、まずは感じることが先にある。
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小さなウルトラ三兄弟の撮影は、とにかく忙しい。
同じ血を分けた兄弟ではあるが、まるで違う性分の彼らは、「考えるな、感じろ!」を常に実践する先生だ。笑
限られた時間の中で、兄弟をフレームの中に収めるために私たちは躍起になるわけである。
心を動かすような、さまざまな誘い文句で遊びに連れ出し、記録や記憶に残るような形としての写真にする。
この時、まだ首の座らぬ末っ子と兄が2人の撮影の一コマ。
撮影する方法として、毛布の上に3人仰向けで俯瞰で撮ることを選択したわけだが、、、一筋縄ではいかない。
どうやったら3人揃って仰向きになって撮影できるのか。という策も考えなければならないけど、同時にまた違う何かを感じなければならない。
「考えるな、感じろ!」
はじめのアイデアは捨てて、アングルはハイからローへ。
そしたら、まだ身動きできぬ末っ子と寝転がる兄たちとの対比を見つけた。
兄たちは転がり、末っ子はそんなのお構いなしに手に持つ何かを見つめる。そんなありのままが愛おしいと思えた。誰も無理させず、気ままに自由なほんのひと時。
そうして残せた一枚に、見た人は何を感じるのか。。
Photo by Soo & Uchio
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