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ふじみ野店
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「今日、私はこんな美しいものを見ました」

投稿日:2021/2/2     更新日:2021/2/2

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ライフスタジオふじみ野店

Write & Photo by Suzuki Ryohei

Coordi by  TAKUHIKO


世の中には人の心を優しくしてくれるものが存在している。

ここのところ良くないニュースばかり目にするけど、同じくらい心を優しくしてくれる出来事も身の回りには起こっている。

 

仕事の帰り道、駅前の移動販売車から漂うスパイシーなケバブの匂いに釣られて、ついつい列に並んでしまった。店主が手際よくケバブサンドをつくる様をじっと見ていると、目の前の奥様が店主に「うちの子が野菜食べないんだけど、ここのだと食べてくれるのよ」と言う。

寡黙な中東系店主は「アリガトウゴザイマス」とほんのり微笑んで、私の注文をとった。

その小さなやりとりを目の前に心が優しい気持ちになって、スキップで家まで帰った。ケバブもとてつもなく美味しかった。

 

私たちは日々、自分の心を優しくしてくれるものを無意識のうちに探している。

そして、幸運にもそれに出会ったときに、私たちはひとときの生きている幸せを実感するんだと、思う。

 

私はライフスタジオに来てくださる方々のために写真を残している。写真を残す目的はさまざまだけど、その方々に幸せになっていただくことが私の目的である。

 

幸せにするために、一枚一枚の写真が人の心にほんの少し優しさを与えられたなら・・・。そんなことを願って私は日々一枚の写真を撮っている。

 

「今日、私はこんな美しいものを見たんだ」ということを見る人に伝えることが大切で、まずものごとを見て感動する。つまり自分の心が動くということ。

 

わが子への愛くるしさ、

飲んでしまいたくなるほっぺた、

ポジティブな未来を予期させる瞳、

ママの柔らかい雰囲気をつくるヘアメイク

眠たくなるような午後のあたたかな光、

空間に満ちた光がすべてのものを煌めかせる様、

やさしく包み込むレースの曲線

ふれあう肌触りや温感・・・。

 

いろんな感受性を原動力に心を動かして、あとは被写体として構図や光をどう決めるかというセンスを働かせる。これらを大切に写真に投影することで見る人に伝わり、一つ一つの感動を見る人と共感することができる。

 

この写真を残せたとき、きっとこの写真はママを幸せにしてくれるものになるだろうと思えた。

天使のようなわが子をみて、幸せを味わうだろう。しかしそれだけでない、ママ自身の美しさも含めることができた写真だからだ。

いつか、子供は大きくなって、ママも一人の女性であるということを知る。きっとそれがこの写真を目にした時だ。そのとき、きっと心の中にポッと優しい気持ちが生まれてくれたら嬉しいなぁ。

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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