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非日常とは
投稿日:2023/11/23
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“千葉フォレストでしか撮れない写真”
これは何かと考えたとき、最初に思いつくのは外でのロケーションだろうと思う。
しかもただの外ではない、森である。
森が気持ちいい、綺麗だなと感じるとき、それは木々から零れ落ちてくる木漏れ日や、同じ緑色でも光の当たり方によって浮かびあがる薄い黄緑色から濃い深緑色のグラデーションを目にしたときだ。
フォレストでは森に入れば、作ることなく自然の中でこの美しいグラデーションが出来上がっている。
自然の光によるグラデーションがフォレストでしか撮る事のできない写真の一つだ。
今の私たちの暮らしでは森の中は非日常。
特に都会だとコンクリートジャングルとはよく言ったもので、車が行き交い、木より建物が多い場所の方が見慣れているだろう。
非日常の中に被写体をどう入れ、どのように表現するか。
今回は森の澄んだ凛とした空気感を出す為、画面全体をくすみ感のある色味にすることにより被写体が森に溶け込むようにした。
太陽の向きを考えながらどこで撮影するかを決め、鬱蒼と生い茂る木々の中、日陰に被写体を配置。
くすみ感のある中にも被写体横の草、画面奥の木には光が差し込み、緑が色鮮やかに光り画面を明るくしている。
サルナシと椿から奥の木へと森の中にいるのがわかるように奥をボケさせすぎずある程度木の形がわかるように露出を設定。
奥の茂みに光が当たることにより、葉が薄い黄緑色に光る。
手前の緑には影が落ち着いた深緑に。
奥が明るいのもポイントで森の気持ちの良い空気感と奥行きが出た。
前ボケによる奥行きと色が必要ではないくらい森のグラデーションを捉えることができ、絵画調の1枚となった。
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