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千葉フォレスト店
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… 夏物語 …

投稿日:2021/7/9     更新日:2021/7/9

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今回の主人公は、ちょっぴりイタズラ好きな3歳の女の子。

 

七五三撮影を終え着物から解放されたこともあり、気分は上々。お気に入りの赤いワンピースと麦わら帽子を被って、
千葉フォレスト店ならではの野外撮影へ向かうとき、ふと自分の幼い頃の記憶を辿った。

 

子どもの時の記憶は、意外と鮮明に覚えていたりする。
お母さんとの何気ない会話、お気に入りの遊び、夏休みに遊びに行った場所…
あぁ、こんなことあったなぁと思い出すのは、大人になってからの方が多い。
楽しかった思い出は何年経っても心の中にずっと残っているもので、思い出すたび幸福感を味あわせてくれる。
そして写真という媒体は、その記憶を甦らせるアイテムとして欠かせないものだ。

 

差し色のワンピースと麦わら帽子をママさんから見せて頂いたときに、視覚的インパクトがとても強かった。
赤といっても、朱色に近いオレンジよりの赤色。外の緑は、連日の雨で色が一層濃くなり初夏の始まりを知らせてくれている。
赤色のワンピースと麦わら帽子の組み合わせが、緑の中に鮮やかに輝く太陽になるんじゃないかと思えた。

 

何かひと夏の物語が始まるような気がした。

 

外に出てまず向かった先は、一本橋と呼んでいる小さな平均台。この場所は、撮る位置によっては上下左右全て緑に囲まれる。
ここなら、一瞬で被写体に視線が行き視覚的インパクトをより与えることができると思った。物語のお供として、ひまわりを持ってもらうことで太陽の元に一輪の花が咲いた。

 

物語の準備は整った。

 

あとは本人とただ楽しく遊ぶだけ。一本橋をただ渡るだけではそんなに楽しくはないので、渡る前に色々と楽しんでもらえるようにタネをまく。動物クイズだったり、ぬいぐるみを登場させてみたり…その中でも視線誘導のために、立っている位置からダンゴムシが見つけられるか探してみようと声をかけた。カメラマンはその瞬間に合わせてシャッターを切るだけである。ひと夏の物語の1ページが出来た。
このあと、弾けるような笑顔も残すことができ物語のページ数は増えていった。

 

写真とともに楽しい記憶が残りますように。数年後、蘇りますように。

 

******

Coodi:Ichikawa
Photo:Ishikawa
Write:Ishikawa

 

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それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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