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千葉フォレスト店
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【花時雨】

投稿日:2020/4/20

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20歳を超えてから色々なことに気付くようになりました。

 

体のこと、人のこと、色々なことがありますが1番は季節のこと。

 

なぜだと考えてみるとこの仕事を始めてから自然に関わることが増えました。

 

自然との関わりが増えると季節に咲く花を見るようになります。

 

千葉フォレスト店だと春に近づくと先に咲くのがたんぽぽ。次にヒメオドリコソウが次々に咲きます。

 

この二つの花を見ると春とみなさんも感じると思います。

 

最近あった春を感じたことは写真のなかの彼女にあったこと。

 

12歳の彼女は今年の春で6年間通った小学校を卒業。そして中学校に入学する歳でした。

 

お年頃の女の子。韓国のBTSが好き。

 

BTSの話をしているときは緊張も忘れてくれたのか口元がゆるゆるでした。

 

ああ可愛い。きっと大人になって好きな人の話をするときは口元が緩むのだろうなって考えるだけで私は泣けてきます。

 

でも将来の夢を聞いたときは少し真剣な顔をしてくれました。

 

彼女の将来の夢はキャビンアテンダント。

 

なんて素敵な夢だろう。この歳でもう世界に目を向けているなんて。

 

中学校のスカートが長く彼女の母が「スカート切っちゃう?」と聞いたときに「やだ」と少し不機嫌そうに答えた彼女。

 

真面目さん。しっかりものの彼女。

 

色々な話をするたびに表情が少しずつ変わっていく彼女は春の季語、花時雨のような子でした。

 

そんな彼女だからこそ、ピンクの大人のドレスを提案しました。

 

そしてナチュラルな葉の形をしたピアス。

 

あえてこの場面では用意しなかった靴。妖精のように優雅で可愛らしい雰囲気も残しておきたかったので裸足。

 

彼女はバレエをやっていてとても体が柔らかくポーズは基本的になんでもできました。そして写真を撮られるのも好きで表情もバッチリこなしてくれていました。

 

だからちょっと無理をお願いしてしまったのですが、背の高いそして座面が狭いところに足をつけて座れるかとお願いしました。

 

正直指示を出したのは私ですが私だったらできません。大人でも難しいポーズを難なくこなしてくれた彼女。

 

少し大人な顔が見える彼女。

 

不規則な光の前に立って貰いスカートの透け感。手や顔、体のラインをライトによって際立てて貰いました。

 

花時雨とは明るい空なのに急に降ったりころころ表情を変える桜の頃の気まぐれな雨のこと。

 

彼女の中の花時雨の雨が悲しくならないように祈っています。

 

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life studio chiba forest

photographer_ kawachi

coordinator _ ishikawa

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