フォトジェニックPhotogenic

2021年2月のフォトジェニック

投稿日:2021/3/26

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「見つめる」

 

life studio chiba forest

photo_hyeyoung

write_hyeyoung

 

千葉フォレスト店で[自然]は、贈り物です。

 

写真館を作るため都心を離れ、牧場であった敷地を選択したのですが、この自然の中でこんなにも美しい写真を撮ることが出来るように形成されていた存在自体、感謝すべき贈り物だと思います。千葉フォレスト店の自然は昨日と今日でも異なり、去年と今年でも異なります。人の変化は自然の変化と似ているようです。

 

千葉フォレスト店は、店舗の名前のように、与えられた環境を活用しながら写真を撮っています。木を背景にした家族写真、土の上に元気に生えたタンポポと一緒に撮った子供達の写真。千葉フォレスト店だけで見ることが出来る写真は、野原を駆け回る子供達の写真や風になびく髪をカメラに収めた写真です。ですが、いつも自然に申し訳ない気持ちを抱いてしまいます。実際に目の前に広がる光景を目に見えるだけすべて写真に収め切れていないからです。空と雲、風と雨、太陽と壁、土と木など、数えきれないほど多くの自然的な要素があるのにも関わらず、表現しきれていない限界に対して、反省します。

 

人という主題を自然と調和させることの出来る素材が、千葉フォレスト店にはたくさんあります。素材を探し出し、写真として表現することは私の仕事であり、役割でもあります。私は[作る]ことが好きな人です。ペイントを混ぜ合わせて新しい色を作ることが好きで、家具や小物を配置しイメージを実際に具現していく内装も好きです。今私が撮る写真は人物が対象であり、一緒に作り上げていくものであるため、好きなことです。

 

いいなと憧れだけを頂いていた自然ですが、実際には私が千葉フォレスト店に来てから好きになったのかもしれません。偶然に1度だけではなく、日常を共に過ごすということは深くなることであり、深くなれば親しくなり、親しくなれ大切にしたくなるからです。絶えず素材を探し、調和を織りなすように写真として作り上げ表現していくことは、私が好きなことに対して、裏切らないという姿勢と態度であると思います。

 

被写体としてとても美しいカップルに出会い、2人がお互いを見つめる姿を自然と共に美しく表現してあげたいと思いました。今若くて美しい青春、彼と彼女はお互いをどのように見つめているのでしょうか?お互いに見ているだけでも気分が良く、同じ方向を見つめながら、未来についての話もすることだろうと思います。そのような過程を通して、自分の考えや心が多様になり、広がっていくのだと思います。人が人を見つめるということは、内面の成長とも同じだと思います。そこまで知らなかった自分自身を知っていくからです。2人を見つめる私は、客観的な立場ではありますが、主観的な視線を通して表現していきます。光を使って、シルエットを撮り、水を用いて投影された姿を撮ってみます。彼らが見つめる空が平凡に映らないように、露出を抑え、雲と夕焼けを写真の中に収めました。青春の男女の美しさと自然の美しさが遭遇する時間でした。

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