店舗フォトジェニック集
Photogenic
自由は目の前にある。
投稿日:2022/2/20     更新日:2022/2/21
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もし、暗闇に自分ひとりでいたとしたら。
まず先に光を求めるだろうと私は考えた。
自然光が作り出した光の表現から、
自然光の届かない場所に人工光を用いて新たな撮影スポットをつくっていく。
電気を消すと、どこの場所よりも暗くなる廊下。
自然光を用いた撮影がほとんどであり、ここはとても撮影には向いていない。。
しかし、それで「ここでは撮れないよね。」で終わってしまうとこれからも発展していくことは
難しいのである。
わたしたちは【弱み】を【強み】と考えることで、ここで撮影できる新しい環境を作る。
そう・・・わたしたちは「価値を創造する方法」を学んだ。
【写真分析】
ひと目見て気になる背景の紹介
●ファンタジーライト
・可動式のライトボックスにミラーシールを貼り付け、その上に目隠しシートを設置。
・光量のあるステージライト(人工光)を使用して、目隠しシートに当てると反射し光が拡散していく仕組み。
これらはミラーボールの特性に近づけ、幻想的な光を作り出すシステムを作った。
●構成要素
・暗闇から一層目を引く光を見て欲しいため被写体は【三分割構図】
・背景の光と彼女の華奢な輪郭をシルエットで美しさを表現。
・上半身より下を映さなかったのは、脚を組んだり、鞄に足を乗せていたりなど情報量が多いためカット。
・鏡を使用することでカットした上半身から下にかけて広がる光と彼女と対照的になる彼女を
【二分割構図】でシンプルに。
・色味は何かを探し求めるように暖色系ではなく寒色系。
今までのライフスタジオの「明るい、柔らかい、笑顔、自然なetc…」という写真の印象から、
真逆な【幻想的で非日常の作られた写真】でも1枚の写真の美しさに気づくことができるだろう。
それがわたしの写真に対するわたしの挑戦である。
自分の未来は自分で決めていく。だれにも未来はわからないのだ。
それはわたしたちに置き換えてもそう。
鏡に反射する彼女の顔はギリギリ見えない。
それは未来の自分を映しているのかもしれない。
暗闇で煌めく光に気づき、
彼女は上を見上げた。
Photo by :uma
written by :uma
Coordinate :king
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