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彩りを加える

投稿日:2026/7/15     更新日:2026/7/16

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彩りとは、多くの色を並べることか?
ごちゃごちゃした色彩のインパクトだけ強い写真を見ながら懐疑的になることが多い。

この写真には、緑、白、肌色という限られた色しか存在しない。

それにもかかわらず、見る人は豊かな色彩を感じるはずだ。

 

それは、一つひとつの要素が互いを引き立て合っているからである。

まず目に入るのは、画面いっぱいに広がる植物の緑だ。

手前には大きくぼかした葉を配置し、中景には幹、奥には少女を置くことで、画面には立体的な奥行きが生まれている。

植物は単なる前景ではなく、少女を包み込む額縁のような存在となり、「生命の中にいる」という空間そのものを彩っている。

次に対比されるのが、少女の存在である。

装飾を極力排したレースのドレスは、流行や年代を限定しない普遍性を持ち、人物そのものへ自然と視線を導く。過度なヘアメイクも演出もないからこそ、少女が本来持っている表情や仕草が際立つ。

ここで彩られているのは衣装ではない。

"その子自身"である。

さらに背景には、白い人工光と淡いグリーンの壁がある。
人工光は強く被写体の隣のグリーンの壁を飛ばしているように感じる。

しかし、人工的なグリーンの色が柱として入っている。
だからインテリアの中にいる彼女が、ただの観葉植物の中にいる孤独な人にならない。

人工的につくられた室内の色彩と、植物が持つ自然の緑が一つの空間で溶け合い、
人工物と自然物という異なる存在が違和感なく共存している。

その調和が、画面全体に穏やかな色彩のリズムを生み出している。

 

そして、この作品で最も大切にした彩りは、「生きている」という彩りである。

少女はポーズを決めているのではない。
インテリアにそっと触れて何かを見つめ、
ごく自然にその場に立っている。
その何気ない一瞬には、呼吸があり、時間が流れ、生命が宿っている。

光、彩りとは、鮮やかな色を加えることではなく、
華美な装飾や刺激的な光や色を足すだけでなく、
何気ない日常に宿る生命の豊かさに気づくことなのではないだろうか。

植物の生命。
光の生命。
空間の生命。
そして、一人の少女が、ありのままにそこに存在している生命。

写真を触り倒して調整することが好きではない。
被写体に無茶を言ってどんどん窮屈にすることはもっと嫌だ。

息をするみたいに、
このウンベラータが何回ピンチになっても新芽をふくように
デコラティブではない写真を撮影したい。

このドレスも、おそらくもう、手放した店舗が多いものだろう。
このドレスを火災の後送ってくれた店舗さんへの感謝と
ここ豊川店でいか美しく生きていることを伝える。

この写真は、それぞれの命が響き合うことで生まれる「彩り」を表現した一枚である。

 

written&photo by *mari*

Coordinated by MiyuSakakibara

models mymuse miiyan

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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