どんな世界観の写真を撮りたいか。
決まったらこれをイメージして、撮る場所、角度、使うアイテム、被写体の場所、これを組み立てていくのが私は好きです。

自分の想像を形にしていくって楽しいなって思うんです。

そしてこの想像、イメージに近づけるためには
何よりも重要になってくる光。同じ場所でも光が違うと雰囲気も変わってしまうので、自然光を使う事の多い草加店では光の角度や色味をを見てイメージを固める事もあります。

今回は店内に差し込む自然光と白い布に反射した柔らかい光で
赤ちゃんらしい「可愛いくて穏やかな世界。」を表現しました。

コーディにシャボン玉とばしてもらうと仕草や表情でストーリー性も生まれ、私はこの写真に「遭遇」というタイトルをつけました。

遭遇は思いがけず、めぐり合うこと。予期せずに出会うこと。

スタッフがあえて飛ばしたシャボン玉でも、赤ちゃんにとっては思いもよらない遭遇の瞬間。
こうしてたくさんの遭遇を繰り返し経験して色んなことを知って学んでいくんだろうなと考えて、このタイトルを思いつきました。

見上げた目線の先から差し込む光がお顔に当たり、より「遭遇」というシチュエーションを演出してくれています。

この写真のように、これから彼女が向かう先が光ある素敵な未来でありますように。
そう気持ち込めて今回この写真をフォトフェスに選びました。