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あなたは、あなたの人生の主人公ですか?

投稿日:2020/10/30

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あなたは、あなたの人生の主人公ですか?と聞かれると「そうです」とさっさと答える大人は少ないかもしれません。

私自身も物心が付いた時からは社会の中の一人として生きていく認識が強くなり、私が私の人生の主人公だ!との認識は薄れてきたかもしれません。

私は自分の人生の主人公として生きている!と思う時もあるかもしれませんが、もしかしたらまだ助演かもしれないと考えてしまいます。

この「人生の主人公か?」の問いについては撮影の時により考えるようになります。

 

まずは、写真を撮る立場としての観点では・・

写真を撮る撮影者として、その瞬間を切り取る絶対的な「主人公」になります。ファインダー越しで見える瞬間を1秒も考える余裕もなく瞬時に切り取らないといけません。被写体を動かして多様な表情引き出し、更に綺麗に残さないといけません。勿論一緒に撮影に臨むコディネートの力は欠かせません。但し、被写体をどのように残すかの最終的な判断はシャッターを押す絶対的なカメラマンの責任になります。

写真を撮る側として主人公になることは、とても重い責任もついてくることを改めて感じます。

 

次は、写真を撮られる被写体を見る観点では・・

今回の写真の少女は最初緊張していて、上々に撮影を楽しんでいました。ソロ撮影をするその瞬間の被写体は誰でも間違いなく絶対的な「主人公」になります。誰かの娘でもなく、誰かの姉でもなく一人の美しい被写体の主人公です。
初めに彼女が緊張した理由は、小学生の彼女も社会では自分だけが主人公として描けられる瞬間が中々なく、その雰囲気に慣れなかったかもしれません。

被写体はその瞬間だけでも自分が自分の人生の主人公であることをより感じてほしいと思います。

光に囲まれてキラキラする彼女もずっと人生の主人公として大きくなってほしいと願っています。

 

写真はその被写体を主人公にしてくれる力があります。

私たちが残している多くの子供たちがより人生の主人公になってほしい!

 

その想いで、より被写体を光らせるような写真を残していきたいと思います。

 

Photo by Roy Choi
Coordi by Fujimura Hanaka

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それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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