店舗フォトジェニック集
Photogenic
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心で包み込む
投稿日:2025/12/28     更新日:2025/12/28
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写真とは、被写体である子供たちの多様な個性をスタジオやカメラといった均一的な枠の中に閉じ込めることである。
子どもたちはみな個性があり、多様で同じ人はいない。しかし一方で、スタジオの内装は何度シャッターを押そうとも変わることはないし、衣装もいくつかの中から選ぶ。光さえも、カメラマンが選択をしているようで実はその時そこにある状態を受け取っているに過ぎない。
「その子らしさ」
この言葉が重要であると、どこに行っても聞こえてくるこの会社において、本当にその子らしさが表現できているのか考えさせられてしまう。
しかし、私は「その子らしさ」を表現するという目的地自体が違っている可能性があると思っている。なぜならスタジオで撮影する以上、たくさんの子供たちが来てくれたとしても撮影する背景や条件は同じであるからだ。
どんなに子供たちの個性が爆発していても、私たちが使うのはいつも四角い静止画を残す機械だ。
私たちがやるべきこと。
それはその子らしさを残すだけではなく、子供たちに彩りを加えてあげることだ。
「いつものその子」と「普段見ないその子」。この二つが交わるところに私たちが残すべき写真があるのではないでしょうか。
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