彼女は天真爛漫で、その屈託のない笑顔は私たちの心を温めてくれます。

会った瞬間に少し照れながら 「3階のお部屋で撮影したいです」と伝えてくれた彼女。 どうやら撮影前のお着物のお支度中に、カメラマンのお姉さんにお願いしたら3階のお部屋で撮影できるかも〜とみんなで話をしていたらしい。

はにかむ可愛い顔でそのお願いをされた時から、可愛すぎて私はもう彼女の虜になっていました笑

3階はドライフラワーを基調とした大人っぽいインテリアがあります。 色味もシックです。

私が思う彼女の第1印象とも言える魅力は「あどけなさが残る可愛らしさ」。

着ているのも彼女のイメージによく合ったパステルカラーのフェミニンなピンクのドレス。

お願いをされた時から、この3階のインテリアを彼女とどう調和させようかと考えていました。

そして注目したのは「彼女の心の奥の繊細さ」

撮影前はリラックスしていましたが、いざ着物の撮影になると少し緊張している所だったり、周りの言葉や表情をよく見ている所だったりと…。

  そんな天真爛漫さだけじゃない彼女の魅力がこの写真で表現できたと感じます。

 

写真のポイントは３つあります。 １つ目は光 奥行き感を出すためにインテリアよりもかなり手前に椅子を置き彼女に座ってもらいました。 3階は電気を点けないと光源は奥の窓のみとなります。

ですので、手前に被写体が来ると顔が暗くなります。 この状況を生かして、ライトの強い光を彼女が向いている斜め右から逆光気味に当てることによって、明暗差ができ横顔の輪郭、まつ毛、ドレスのレース感が強調されます。

 

２つ目は持っているお花 これは「何か花を持ってほしい」と私が言ったら、コーディネーターのかずはちゃんが持ってきてくれたお花でした。 このドレスの色味と同じであり、インテリアとの世界観がマッチしているお花を持っていることによって、彼女とインテリアとの調和をとることができました。

 

そして最後に、３つ目は反射するもう一人の彼女 入口のドアに反射しているのは、彼女自身もまだ気づいていない心の奥の自分。 同じ人のはずなのに、どこか反射している彼女の表情が違って見えてくるのが不思議です。 これによって、彼女の中にも様々な一面があることが表現されます。

将来、自分の中の何かが嫌になってしまうことが大体の人はあるのかなと思います。

彼女もそんな時が来た時は、この写真を通して私が伝えたいことを思い出してほしいです。

「どんなあなたも、とっても素敵！！」

次回はハーフ成人式かな？ またお会いしたいです^^

Coordinated by Kazuha

Photo and Written by Naomi