Photogenic
新百合ヶ丘店
成長
投稿日:2023/9/20
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「カメラマンで入らせていただく渡邉です」と伝えるあの瞬間、自分がカメラマンデビューしたのだと本当に実感します。
カメラマンでもコーディネータでも大切にしていることは スタジオに来てくださった“みんなが楽しめる空間”と“愛のある写真”をお届けすることです。みんなそれぞれ色々な家族がいて、色々な家族の形があります。「みんなちがって、みんないい」という言葉が私は大好きです。
ご家族のありのままの姿や、普段着ない洋服を着て少し特別な雰囲気もありつつ、やっぱり「その子らしさがあるよね!」というようなお子様の姿を形に残せたらと思っています。
とても素敵なママさんパパさんとハーフバースデー記念のお子様が遊びに来てくれました。
そのお子様は人見知りと場所見知りがあり、こちらに心を開いてくれることが少し難しい状況でした。ママさんパパさんに近くにいてもらい協力の元、その時コーディとして一緒に入ってくれた先輩がお子様に合わせたアシストをしてくださいました。
ご家族だけの空間だとお子様も安心して時より笑顔を見せてくれる姿があるのですが、ついさっき初めましての私たちを見るとやはり警戒してしまいお顔が強張ってしまう状況でした。
ですがこの日パパママ、コーディで入ってくれた先輩そして私、その場にいるみんながお子様の笑顔を一枚でもいいから残したいという気持ちで一丸になっていたと思います。私は苦手意識があり挑戦できずにいた望遠カメラを握って最後のシーンの撮影に入りました。
望遠カメラにすることで、お子様から距離をとることができ、私たちの気配を感じずご家族の空間のまま撮影ができます。またボケ感も増すので更に非現実的なお写真を撮れることが多いです。
けれどその分カメラの重さもだいぶ変わるため、手振れがしやすくなったり、腕などへの負担の影響もでてきます。
しかし撮影に入るとこのような苦手意識など頭になく、ただただそのお子様らしい姿、笑顔を残すことに必死でした。
お子様もそれに応えてくれるように、私たちの姿が見えてもリラックスしてくれてる雰囲気になったり、安心して身体ごと「こてんっ」となったり、最後のシーンで疲れているはずなのに沢山の姿を見せてくれました。とても優しい雰囲気に包まれているご家族だったので、その想いが伝わるよう、インテリアを色が統一された前ボケを入れて、被写体がお子様のみでもそのご家族の雰囲気を感じられるようにふんわりとした仕上がりにしました。
するとお子様は最後の最後にママの「いないいないばあっ」で満面の笑みをみんなの前で見せてくれました。
この撮影で私は苦手意識を克服でき、お子様は初めての環境で「自分」を曝け出すことができ、共に一歩成長できた瞬間だと感じました。
次またこのご家族にお会いできて、もう一度カメラマンでもコーディネータでも撮影に入らせていただいたときには、もっと成長した自分をお見せできたらと思います。
Studio Shinyurigaoka
Photo Juno
Coordi Gahee
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