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新百合ヶ丘店
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< 言葉が無くとも。 >

投稿日:2022/6/20     更新日:2022/6/24

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いつからでしょう。

 

誰かと話す時に、相手が何を感じて、何を思っているのかに敏感になったのは。

 

いつからでしょう。

 

自分の言葉が、誰かを傷つけていないか気になるようになったのは。

 

いつからでしょう。

 

言葉が通じなくても、仲良くなる事は難しい事ではないと気付いたのは。

 

 

 

 

< 言葉が無くとも。 >

 

 

 

 

七五三の撮影でライフスタジオ新百合ヶ丘店に遊びに来てくれた彼女は、普段は海外に住んでいる女の子です。

会話は英語の為、着物のポーズ(足を揃えたり綺麗にバッグを持ったり…)などはママさんから通訳してもらい、伝えてもらいます。

私はというと、そりゃあもうさんざんな英語力で彼女にコミュニケーションをとろうとするわけで……単語をぽつぽつと伝えられた彼女はぽかんと頭の上にハテナを浮かべている事もありました。

彼女はモデルのように上手で、パパさんに「Smile~♪」と伝えられるとニッコリと穏やかな笑顔を見せてくれます。

ですが、ファインダー越しに見るその笑顔はどこか固いような気がしました。(もしかしたら気がしただけかもしれませんが)

 

一枚薄い壁があるような、コロナ対策をしている飲食店のプレートを隔ててるようなこの状態をどうにかして打破したい。

私とコーディネーターのまみちゃんは一緒になって、人形や身体の動きで彼女とのコミュニケーションを図りました。

1つ、彼女にヒットしてニヤリとしたものがあります。

人形にフーッと息をかけてもらうと、その人形が天井近くまで飛んでいくというものです。

そうです、彼女はやんちゃだったのです。おばあちゃま曰くかなりの。

そこからというもの、まみちゃんが近づくだけでまみちゃんにも息を吹きかけていました。その時にはもう彼女のそのままの笑顔がしっかりとファインダー越しに見えました。

 

お着替えし、2着目のドレスにチェンジしたところで、次なる彼女が楽しめるものを用意します。

新百合ヶ丘店には大きな桜のインテリアがあるのですが、その花をいくつかもぎ取り、花を上に向けて投げてみます。

それを見た彼女は予想通り、目を輝かせます。

拾い集めた花を彼女に手渡し、パパさんとママさんに投げる掛け声を言ってもらいます。

 

パッと舞った花達を、彼女は目を輝かせながら追いました。

そして、もう一回という眼差しを僕たちに向けてくれます。

彼女との間にあったかもしれない1枚の壁は、いつの間にかなくなっていました。

 

 

言葉が通じなくても、心は通じる。

また会えた時には、どんな遊びをしようかな。

 

 

Lifestudio Shinyurigaoka

Photo & Write by Take

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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