Photogenic
新百合ヶ丘店
< 大人へ。>
投稿日:2022/4/30     更新日:2022/5/22
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あなたの大人になった時はいつですか?
節目で考えるなら成人式でしょうか。
日本では20歳という年齢になると、そこから大人と認められます。
では、あなたは今「大人」ですか?
私は自分が「大人」である、とは言えません。
ゲーム好きな子達とはマリオやフォートナイト、マインクラフトなどで熱い話をしたり
時にはお尻とかで大笑いしている自分を思い返して、まだまだ子供なのかも、なんて思うのです。
しかし、それは決して悪い事ではありません。
そんな大人がいてもいいのです。そんな大人でいていいのです。
< 大人へ。>
写真の彼女は12歳の卒業記念での撮影で新百合ヶ丘店に来店してくれました。
少し緊張しながらも初対面の私たちに気遣うような姿に、大人への歩みを始めているような印象を受けた事が彼女とのファーストコンタクトでした。
撮影中私たちはたくさんのアプローチをします。
少しボケを入れてみたり、今好きなものを聞いてみたり。
あなた自身に近づきたいと、そう思います。
彼女はたくさんの表情を見せてくれました。
ジョジョの話をするときには、「わかるの!?」と少し高揚している様子が伺えたのは彼女の子供らしさが見えたような気がして嬉しかったです。
大人と子供の中間にいる。
そんな彼女の中の大人への歩みを写真に残すにはどうしたら良いのか。
このカットはモノクロにする事を決めていました。
色という情報を減らし、彼女自身にフォーカスしてほしいと思ったからです。
場所は普段着付けやヘアメイクをする部屋。
普段撮影に使う場所ではありませんが、卒業袴と中学校の制服での撮影を終え、最後のカジュアルな衣装での撮影の準備をしている姿を見て、ここで撮影する事を決めます。
電球の1灯のライトを使用して、彼女の未来への希望を。
別れや新しい出会いへの不安や緊張は全体的に露出をアンダー寄りにする事で表現します。
電球ライトは少々強い光なので、加湿器の煙を前に入れる事で全体の印象を柔らかく。
彼女が大人への階段を一つ、上っているようなイメージは忘れずに。
人生の苦味は、人間の旨味だと、私の恩師は言います。
これから先、たくさんの出会いや別れ、経験が彼女を待っている事でしょう。
楽しいも、悲しいも、嬉しいも、悔しいも、
全ての感情が、彼女の旨味になります。
あなたが思う、大人とはなんでしょうか。
あなたは、どんな大人になりたいですか?
Lifestudio Shinyurigaoka
Photo & Write by Take
Coodinator by Kobayashi
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