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大阪1号店
scrollable
Photo-想像してしまう写真
投稿日:2017/4/1
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ただ撮ったという写真にならないための工夫。
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線を整理し、被写体、影のバランスを整える。
四角いフレームの中が整理されているから、想像してしまう。
彼女はどんな空間にいるのだろうと。
3姉妹の末っ子として生まれて半年、みんなからの惜しみない愛に包まれている。
温かく彼女を包み込む光は、それそのもの。
似つかわしくない香水の瓶は、少し年上の姉たちの存在を表している。
床には窓枠の影が落ちる。窓の外には明るい太陽。
線を整理し、被写体、影のバランスを整える。
四角いフレームの中が整理されているから、想像してしまう。
彼女はどんな空間にいるのだろうと。
3姉妹の末っ子として生まれて半年、みんなからの惜しみない愛に包まれている。
温かく彼女を包み込む光は、それそのもの。
似つかわしくない香水の瓶は、少し年上の姉たちの存在を表している。
床には窓枠の影が落ちる。窓の外には明るい太陽。
彼女を待っている世界は明るい。
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写真は光で構成されている。
そもそも光が無ければ写すこともできないし、光の種類で表現したいものも変わってくる。
ライフスタジオで撮影される光は、逆光と斜光が多く、この写真も逆光を使っている。
被写体の後ろからあたる逆光は、被写体が背景から浮き上がった印象の写真になり、
被写体の斜めからあたる斜光は、立体感と質感を出しやすい光とされている。
そして、この写真は逆光ともう一つ、床に当たった反射光で構成されている。
2つ目の光を使うと何がいいのか。
彼女の表情がわかるようになるのだ。
写真は露出差といわれる、明るい部分と暗い部分の差が大きすぎるとどちらかが写らない性質を持っている。
この場合、逆光に露出を合わせれば確実に表情は暗すぎて写らない。
あえて、白い床にうつ伏せになってもらう事で、床からの反射光を使って、彼女の表情、しいて言うなら、目を生き生きと見せるキャッチライトをいれているのだ。
その反射光がもう一つ照らしているものがある。
床に落ちている香水の瓶だ。
瓶じたいに直接光は当たってないものの、白い床からの反射でキラキラした瓶独特の質感が出ている。
カメラマンとして、このような光の特徴を理解し、1枚の写真から伝えたい事をよりストレートにシンプルに伝えられるよう、まだまだ、学ぶことをやめてはいけないと感じている。
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