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大阪1号店
Photo-新たに学び直す
投稿日:2017/3/7
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ただ撮ったという写真にならないための工夫。
ライフスタジオは撮影後、写真を75カットにまとめて、スライドショーで見ていただく。
私は毎回、その流れの中でハッとしてもらう写真を要所要所に入れるようにしている。
どきっとする1枚というべきか、感動する1枚というべきか、とにかくハッとしてもらえるような、心に響く1枚をポイントになるように入れている。
その写真を撮影すべく、私は新しいことに挑戦する。
新しいことに挑戦することは、時に不安で、時にワクワクする。
それは、これまでやってきた「良しとしたこと」を1度捨て、新たに学び直すことになるからといえる。
住み慣れた土地から、右も左もわからない大都会へ行くような気持ちだ。
今回、新たに学んだことを以下にまとめる。
この写真を撮影するために使った「広角レンズ」は、写る範囲が広く、手前のものはより大きく、遠くのものはより小さく、遠近感が強調された写真を撮ることができる。
①手前と奥のモノの大小の差を強調すると「ダイナミック」「躍動感」「快活さ」が表現できる。
②手前から奥まで連続した線を画面内に入れることで「遠近感」「広がり」が表現できる。
この写真は、②の手法を使い遠近感を出している。
床の端のラインと棚と窓のラインが、彼から奥の本へと集まっていっているように見える。実際にこの場所は窓がアーチ型になっており、広角レンズの特徴を生かして撮影しやすい。中間点にラジオなどの小物を置くことで、奥の本までの不自然に空く空間を埋める役目をしている。被写体がかけている特徴的なメガネを強調するため、バランスのいい位置に配置し、ポーズも全体のイメージに合うようサスペンダーを持ってもらった。全体的に可愛い外国の少年というイメージの写真に仕上がった。
住み慣れた広角の世界から抜け出すため、それを1度捨て、新たに自分の足りないことを知ることができた。
広角の新たな魅力を知った私は大都会へ来た。
これからの私は、新しい魅力を持ったハッとした1枚が残せるようになった。
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