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大阪1号店
Photo-家族の関係性
投稿日:2017/1/1
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人は2人以上のコミュニティになるとその中での役割、キャラクターができる。そして、そのコミュニティが変われば、役割、キャラクターも変わり、時間が経過すればそれもどんどん変化していく。一緒にいる人がどんな人かによって、自分自身の「スイッチ」を変えて人は生きている。会社ではカメラマンとして、家族の中では末っ子として、友人の中ではムードメーカー?として(笑)。私自身、変身スイッチはいくつもある。家族が集まればそれぞれが何かのスイッチをonにしているわけだが、それを撮影できないかと考えるようになった。それは「らしさ」「関係性」という言葉に置き換えることもできるかもしれない。
「その家族らしいポージングで家族写真を撮影しよう」
ここ数ヶ月間、家族写真をいかに綺麗に組むかということに集中してきた。人をバランスよく配置し、全体的な形が綺麗になるよう組み合わせる。そこにプラスして最終的には、その家族の「関係性」が表れた家族写真にしたかった。家族写真を撮影するときは、特に個々の「らしさ」に注目する。その家族らしさから始まり、その家族の中でのこの人の役割、キャラクターなど。これから先、時間とともに変化していくかもしれないが、今家族の中でしか表現できない関係性が現れた組み方で撮影することに集中していった。
家族はこの2人から始まり、増えてきたという意味を込め、おじいちゃんおばあちゃんを中心にポージングしていく。とても若々しいお二人だったので、足を立ててもらったり、体のラインを綺麗に見せる為くねらせてもらったりとポージングにはこだわった。私はいつもならこの後、パパママに横に並んでもらうようお願いするのだが、ママの方のおじいちゃんおばあちゃんだということがわかった為、子ども達が横に並び、外側にパパママに来てもらうようお願いした。直接おじいちゃんの隣にパパが来ると関係性を表現する為のポージングが難しくなるように感じた為だ。決して仲が悪いとかそういうことではなく、ママ家族の中にぽっと入ったパパのキャラクターというか、それを自然にポージングしたかったからだ。おそらく、ママのおじいちゃんの横だと、パパは少なからず緊張するだろうし、おじいちゃんも緊張するだろう。ここは私の想像だが、お家で話していても子ども達を介して話すことも多いのではないだろうか。家族写真を心も体もより自然な状態で、撮影してこそ「らしさ」が表現できると思う。それ以外にも「らしさ」を表現する為、手の動き、足の動きまで細かく集中して撮影した。
月日が経ち、子ども達も大きくなり、環境が変わることで、おじいちゃんとパパとの関係性も代わり、おそらく今回撮影したポージングでは表現できない関係性が出て来るだろう。その時は、その時でしか表せれない家族写真をバランスよく綺麗に組んで撮影させていただきたい。
camera:IKUYO
coordinator:PON
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