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大阪1号店
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人生の写真館

投稿日:2021/3/17

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「父が闘病中なので家族写真を残したい」

 

以前、マタニティ撮影で大阪店をご利用して下さったパパさんからのご依頼でした。

 

普段とはまた違った意味が込められた撮影だったので、当日は緊張を抱きながらお出迎え。

 

今日の主人公でもあるお父様の第一印象は、

紳士的でダンディー。

撮影していく中で、とても明るくてノリの良いお父様という事も分かりました。

 

本来撮る予定だったカットを撮り終え、せっかくだからと、お父様とお母様のソロ写真も撮ることにしました。

恥ずかしがるお母様と、ノリノリのお父様。

 

帽子を被った写真を撮った後、

「帽子なしバージョンいきましょう!」という私の声に従って、ゆっくりと帽子を取るお父様。

 

私は、「あ、ちょっと待って下さい!やっぱり帽子使います!!」と、慌てて叫びました。

 

ゆっくりと帽子を取る姿があまりにも絵になっていて、これは残さずにはいられない!とカメラマンの血が騒ぎました。

 

お父様にポーズを伝えながら、私の中ではもう既に1枚の写真が完成していました。

 

視線は帽子、視線の先に余白を、そしてこの写真は絶対に、「モノクロ写真」

 

私が抱いた「紳士的でダンディー」という第一印象と、「かっこいい父親像」というものを最大限に引き出す写真はこれだ!と思ってシャッターを切りました。

 

(後日、「この写真は両親もお気に入りの一枚です」とご予約して下さったパパさんが教えてくれました。)

 

よく、「ライフらしい写真」、「ライフっぽい写真」という言葉を耳にしますが、

個人的に、この写真は「ライフらしい写真」よりも、「人生の写真館らしい写真」という言葉がしっくりきます。

 

「LIFE」という意味を調べると、人生、生活、命、生き方などさまざまな意味が出てきます。

 

ライフスタジオ=人生の写真館ではありますが、

普段、私達がライフスタジオで撮っている写真は、「自然」、「ありのまま」など、どちらかというと「生活」という意味での「ライフ」がこもった写真が多いと思います。

 

私自身も、これまで「ライフスタジオのカメラマン」と言った事はあるけど、「人生の写真館のカメラマン」と言った事は正直ありませんでした。

 

最近、店舗のスタッフと「人生の写真館」というワードについて話していたのですが、

この一枚に込めた思いは、「人生の写真館」というワードに対して考え抜いた自分なりの答えでもあります。

 

もし、この写真の撮影者を聞かれた時、

私はきっと

「ライフスタジオのカメラマン」ではなく、

 

「人生の写真館で働くカメラマンです!」と紹介するでしょう。

 

photo by RAN

coordi by MAMI

write by RAN

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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