Photogenic
大阪1号店
さわやか
投稿日:2020/8/20
2519 0
私と姉の話をさせてください。
私は3人兄弟の末っ子次女です。
姉とは6歳離れていて、子供の頃は一緒に遊ぶことがほとんどありませんでした。
むしろ、4歳上の兄とタッグを組み、からかわれて泣かされていた記憶しかありません。
私が思春期になれば、母親代わりを買って出て、私にあーだこーだ言ってくることが、鬱陶しく思っていたぐらいです。
そう、あんまり好きじゃなかった…。(ごめん、おねえちゃん)
当時、美容学校に通っていた姉は「今東京ではベリーショートが流行っている」と、ド田舎で生活していた私にそれらしい理由をつけて、私の髪を狩り上げました。ビックリするほど狩り上げました。おかげで中学の卒業写真は、一人だけ前衛的な髪型で写っております。
姉は覚えてないらしいけど、されたほうは覚えてるよねぇ~。
そんな姉とは大人になってからは、子供の頃の年齢差は全く感じなくなり、友達の様になんでも話す仲になりました。2人で旅行に行ったり、相談に乗ってもらったり。子供の頃の関係性が嘘のように、今では仲良しです。
写真の彼女たちの様に、子供の頃から笑いあいながら一緒に遊べる仲だったら、どんな思い出が残っていたんだろう。
「姉妹」とは、時としてライバルで、時として親友で、同性だからこそ分かり合える最高の理解者になると私は思います。
写真に写る2人はとにかく仲良しで、撮影にもノリノリで参加してくれていました。
今回は緊張もなく普段通りの姿を私たちに見せてくれていました。
彼女たちが持つキラキラした明るさ、少女特有の透き通るような清潔感、はじけるような笑顔を記録したかった。
今の姉妹の姿を表現する1枚を残してあげたかった。
キラキラした明るさ → カメラの設定を適正露出よりも明るく映るように設定しています。
透き通るような清潔感 → 写真に写りこむ色を「ひんやりした涼しい明るい淡い色」を中心に構成しています。
はじけるような笑顔 → 笑顔が引き立つように、キャッチ(目に映り込んでいる光の点)を入れ、より生き生きした表情を作り出しています。
2人が大きくなって写真を見返した時、私たちの子供の頃はこんな感じで一緒に過ごしていたんだねと思い出を振り返れる1枚になっていることを願います。
Photo by iku
2020年1月26日に初めて会った瞬間の彼女達は緊張のあまり大人がする作り笑顔がありました。
しかし、すぐに私達にも慣れて普段の自然な笑顔を見せてくれた記憶があります。
あれから、7カ月が経ち再び撮影にきてくれました。
初めて会った時とは違い車から降りた瞬間からハイタッチ!!
ソーシャルディスタンスですぐ消毒しましたが嬉しい感情が先に出てしまいました(笑)
そんな姉妹をまた任せていただけるという事でコーディとして出来る限りこだわりました。
それぞれの今ある個性を出す為に
左の妹ちゃんは、
前髪の量が多くすっきり感がほしかったので
あえて前髪に束感を出しウェットに仕上げ、ぼさっと感出しました。
右のお姉ちゃんは、
前髪をあげて子どもらしい産毛を強調するように顔周りに後れ毛を作らないヘアスタイルに。
カメラマンいくさんと作り上げた今回の写真は姉妹の仲の良さ、似てるけど似てない服や髪
テーマである「リフレッシング」さを出す為にどうするかなど打ち合わせをしました。
私がライフスタジオ大阪に入社して10カ月
カメラマンいくさんと撮影に入って10カ月
お互いに意見を出し合い、2人で楽しみながら撮影をする中で
とくにおもうことがカメラマンが撮りたいと思う写真をコーディは組みとって
撮影するものだと思ってましたが、そうではなくカメラマンとコーディ二人三脚でアイデアを出し合い、
私自身こだわった部分も組みとってシャッターをきってくれるカメラマンいくさん。
アシスタントが服のコーディネートするだけじゃなく、「これ可愛いんじゃない?」顔立ち、髪の毛など見て
いくさんが持っている感性、ノウハウを私に吸収しやすいようにカメラマン側からの提案があったり
日々勉強する事ばかりです。
アシスタント側も本音で意見やアイデアを提案する事ができる環境があることを
当たり前と思わないで過ごし、わかっていても忘れてしまうのが人間だと思います。
それでもまた思い出せばいいと思うので感謝を大切にしてこうと思います。
Coordinate&HairMake by Mami
この記事をシェアする
サイト内投稿の検索
- トップ
- 店舗紹介
- 大阪1号店
- Photogenic
- さわやか