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大宮店
Diary No.24 上品を表現
投稿日:2025/2/28
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撮影に入る時に必ずどういう被写体なのか、お洋服なのか、それによってどういう風にどこで撮るか決めている。
当たり前だけど、毎日来る子が違うから楽しいし、毎日違うから自分の撮り方も変わる、毎日新しい。
たまに、同じに感じても、ちょっとした違いはある。そしてその違いを実践するかどうかは自分次第でもある。
この写真は、私がいつも撮っている背景かと聞かれたら、たまにしか撮ってない気がする。
だからこそ特別。そして、新しい発見がまだまだたくさんある。
今でも色んな撮り方を探し続けたい気持ちが溢れている。
少しずつだけど、自分の中では新しい写真の撮り方を発見して、写真に上手く残せた時の達成感が楽しい。
こちらの写真は、とても上品な彼女の仕草、可愛らしい顔立ち、柔らかい雰囲気に合わせて撮った写真。
白い壁だとシンプルすぎてしまう、そして普段の撮る場所ではなく、少し背景を変えたい。グレーの壁を活かした撮影をするっと決めたから普段と違った写真が生まれた。こうする事で自分のバリエーションが増える。ここ最近、もちろん先輩方が撮った写真を見て参考にするのももちろんのこと。だけど、自分が探して、発見して、実践して、写真に残ったもの方が覚えやすい事に気づいた。
この一枚を残した時もどういうライティング、角度、前ボケの使い方をすれば自分がイメージした一枚になるのか。
自分の中では計算された一枚だと自信持って言える。
今回は、グレーの壁だけではなく、ドライフラワーの木。いつもスタジオにあるのに、あまり活かせていない。
ドライフラワーの木は茶色い枝が目立ちすぎると逆に可愛くない印象になってしまうため、木の向き、自分が撮る角度を探してみた。
そして、後ろの壁にはドアがあるが、ドアノブが見えないように被写体の位置も考えてみた。
ライティングは硬い光より、彼女の雰囲気にあった柔らかいライティングを意識してセッティング。
最初はスポットを2箇所付けていたが、1個消し、そこまで大きな影ができないようにGodoxで顔の明るさを調整。
そして、この写真はあえて目線を落とすように指示した。
彼女の素敵な手の傘の持ち方に注目して欲しいから。
そして、この手も見せたいから全部見えるように撮った。
理由がある写真を撮るのは楽しい。
カメラマンデビューしてそろそろ2年が経つ、この分析を書きながら思ったこと。
無意識に理由がちゃんとある写真を撮れるように意識できるようになったこと。
まだまだ新しい発見はあるからこそ、楽しいって思えること自体が楽しいんだなっと感じた。
Photo&Write By: Meme
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