Studio Fujimino

Coordi　momo

Photo　Write　Maru

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なぜ、こんなにも優しくて、あたたかい空気をまとっているのだろう。

彼女が話す声のトーンがそうさせるのか。

写真館ではあまり写真を撮ってこなかったという彼女。

だから、今回の撮影をとても楽しみにしていたそうだ。

ワクワクと、緊張と。

その両面が、彼女の表情がからも読み取れた。

はじめは、笑う時に本当に笑ってもいいのか解らず、口元に力が入った。

そんな、我慢をする姿にも彼女のまじめさが表れていて魅力の一つだと思う。

 

私が彼女とコミュニケーションを取る中で感じた印象は「陽だまりのような子」

その陽だまりのようなぬくもりをまとう彼女の姿を、８５カットに記録したいと思った。

 

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そこで、選択した光は「逆光」

逆光は光がレンズ内で拡散され、ふんわりとしたソフトな印象を与える事ができる。

しかし、私は陽だまりのような要素の中にもう一つ表現したい彼女の姿があった。

それは、彼女のまじめで凛とした姿だ。

 

そこで、ライトを完全に彼女の後ろにセットした。

そうすることでどのような効果があるかと言うと、彼女の輪郭が強調され際立つ

光輝く彼女の縁取りが美しく、背筋をピンと伸ばした彼女の凛とした姿が現れた。

 

この時、暖かい雰囲気を演出するためにライティングはオレンジライトを選択。

和傘に落ちるライトの光もキラキラと反射して、彼女の晴れ姿がより美しく輝いて見えた。

 

彼女の陽だまりのようなぬくもりを感じる美しさと、まじめで凛とした姿。

両方とも引き立たせるライティングとは…。

 

色々考えた末に出た答えがこれだった。