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大宮店
memories No.53 その瞬間
投稿日:2020/3/7
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撮影をしていると、背筋がすっと伸びるような感覚や、ドキッと胸が高鳴る瞬間に出会う事がある。
この時、レンズ越しに彼女と目があった瞬間、思わず、「おぉ…」とコーディで入っていたポンさんと声を上げたのを覚えてる。
分類をしている時も、「この時、きたよね」と言ったポンさんに、「きましたね!」と話していた。
私は、彼女のスイッチが切り替わる瞬間に出会った気がした。
写真を撮られる事が好きな子はたくさんいる。
いつもと違う服を着て、スイッチが入る子もいる。
この時、私はただ彼女と目が合ったから、ドキッとしたわけではない。
彼女のポージング、重心のかけ方、全てがマッチしていて、そこで目があったからドキッとしたのだ。
ここでポージングに物足りなさがあったら、こんなにも心が動かされなかっただろう。
頬ずえをつくポーズはよくさせる。
しかし、ただ単に頬ずえをさせるだけでは、女性らしい、しなやかさは出ないだろう。
この、椅子に座ってドレッサーに手をつく時、用意する椅子の高さは少し高め。
少し高めのイスを用意することで、当たり前だが、手をつくと、重心が前に行く。すると、頬をついた方の肩は下がり、奥の肩は上がる。
さりげない、肩の高さの違いが、女性らしいしなやかさをグッと引き出す。
この女性らしい肩の使い方や、ひねり方が綺麗に決まった瞬間、くりっとした瞳と目があいドキッとしたのだ。
彼女の表現力に驚いた。
弟くんの無邪気に遊ぶ姿にも、心惹かれながら、シャッターを切っていた。
お姉ちゃんに似た、綺麗な瞳で、一生懸命シャボン玉に手を伸ばす姿が可愛らしかった。
またお会いできる日を、楽しみにお待ちしております。
photo:MARU
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