Staff Blog
大宮店
scrollable
memories No.38 ふたりの視線
投稿日:2019/9/18
1586 0
長くまかれた2人の髪は、西日に当たりキラキラとゆれる。
それぞれが何を思っているのか?
あったかいような、何だか黄昏てしまうような…
この日は、曇り空。
お姉ちゃんのことが大好きな、4歳になる妹ちゃん。
お姉ちゃんの七五三記念で一緒に着物を着ることになった。初めは3歳用のお被布を着る予定だった。
しかし、「お姉ちゃんと同じ着物が着たい」と言って、5歳用の着物を着た。
7歳と同じ帯のタイプの着物なので、嫌がって着る事ができない場合が多いのだが、嫌がることなくしっかり着ていた。
この年頃、私もなんでも姉の後ろをついていっては真似をしていた。
たった、3.4才の差でも、お姉ちゃんと言う存在は大きいものだ。
1人だと緊張しいの妹ちゃんの手を引いて、優しくリードするお姉ちゃんの姿に何度も、撮影中心があったかくなった。
七五三撮影を終えて、ドレスに着替えた二人を連れテラスにやってきたが、その時はまだ空には雲がかかっていた。
テラスからお庭に出て撮影を終えようとすると、その瞬間、雲間から西日が降り注いだ。
2人を西日の当たる場所まで連れていき、背中合わせになってもらった。
じっと見つめてくるお姉ちゃんの大人びた瞳。お姉ちゃんによりかかり、外側を向く妹ちゃん。
2人の視線が違うところを向いていても、お互いが支え合い、手をつないでこれからも歩いていくのだろう。
そんなことを考えては、浸ってしまいそうになるくらい、素敵な姉妹だった。
この記事をシェアする
サイト内投稿の検索
- トップ
- Staff Blog