Staff Blog
大宮店
memories No.32 こころを自由に遊ばせる
投稿日:2019/6/2
1826 0
Write by Maru
いちごをまいて、
いちごをけって、
いちごをさがす。
あれ?あんな所に、いちごだ!!
いすの下に潜り込み、見つけたいちごに手を伸ばす。
自由に走り、自由に遊んで、楽しそう。
代々木店のテーマ
それは、「こころを自由に遊ばせる」
最近、「こころを自由に遊ばせる」とはどういうことだろう…?と考える。
ただ、好きなように遊んで、走り回って、それも自由だろう。けれどそれでは写真が撮れない。
写真が撮れるような、小物、光、アクションを起こす。
その中で、自由になれる空間をつくり出す。
この時、ちょうど2歳になった彼は、サスペンダーをした可愛らしい恰好で、斜めに水筒をかけてやってきた。
そして、スタジオに入ってきて少しの間、恥ずかしそうに…
しかし、おもちゃを見せると、気になった様子で遊びだす。
そんな姿を優しく見守る、パパさんとママさん。
木馬にのったり、シャボン玉を見たり、彼の心は少しずつ開き始める。
2階に上がり、ここでコーディのぽんちゃんが、いちごの鍋や色々な小物を取り出した。
筒のような中に、いちごを入れて、下からいちごが出る様子を見たら、彼も楽しそうに真似をし出したり…
そして、下から出たいちごを、ちっちゃい足でけってみたり…楽しそうにその空間で遊びだした。
そして、コロコロといすの下にコロがったいちごを見つけた彼は、寝っ転がって一生懸命手を伸ばす。
得意げな顔をして、いちご、ここにあったよと言っているようにチラッと見てきた。
「自由」とは、他からの束縛を受けず、自分の思うままにふるまえること。
この時彼は、ぽんちゃんによって、広い遊べる空間へ行き、夢中になれる、楽しいアイテムをもらった。
そしてその中で、「自由」彼の思うまま遊んでいた。
カメラを持っていると、ついつい自分の撮りたい画を求めすぎて、その子「らしさ」を置いてけぼりにしてしまう場合もある。そんな時、「こころを自由に遊ばせる」事が出来ていなかったと反省させられる。
被写体の事を、ただ何でもかんでも受け入れればいい、と言う事ではない。写真が撮れない状況で受け入れていてもいい写真は撮れない。
受け入れながらも、私たちのエッセンスを入れる。そんな中で、被写体のこころを自由に遊ばせられた時、本当の意味で自分達も自由になれるのだと思う。
この時、やはり大切なのが、コーディネーターと言う存在なのだと改めて感じた。いい瞬間に、それを一緒に良い瞬間だと思える事、それが一致しないと、いちごをコーディが優しさで捕ってしまったりする。
この瞬間良いな!と思う瞬間を、コーディネーターだけではなく、その空間にいた人みんなに感じて共感しあいたい。
そして私は、これからも「こころを自由に遊ばせる」と言うテーマを胸に、沢山の子供たち、家族と楽しい撮影をしていきたいと思う。
この記事をシェアする
サイト内投稿の検索
- トップ
- Staff Blog