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大宮店
memories No.18 Posing
投稿日:2018/9/27
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先月、今月とポージングという課題に取り組んできた。
こんなポージングさせてみたい、きれいだと思うからやらせたい、色々させてみたいポージングが浮かぶものの、
実際撮影でやらせてみると…「伝わらない」
こうしたいとイメージはあるものの、実際に伝えるとなると、別の話だ。
ではポージングを彼女たちに上手く伝えるためには
一番早いのは「自身でやって見せる」
しかし私自身、ポージングが下手くそだ。
写真を撮る仕事をしていながら、写真を撮られることは苦手で、上手く撮れたためしがない(笑)
鏡の前でポージングの練習をしてきてねと言われたが、雑誌のモデルと同じポーズをとってみても決まらない。それは顔か!なんて思ったり(笑)
しかし自身がやるという事は、kids以外の撮影でも重要になってくるので、これからも試行錯誤しながら続けていかなければならない課題だと思っている。
この課題に取り組み、最初にさせたポージングから、更に良くするための声掛けが重要だと教えてもらった。
最初から完璧なポージングができる事はkids撮影ではめったにない。
更にその子が美しくなるような声掛けができるかどうかが重要だ。
もう一つは「重心」
重心の動かし方ひとつで、美しくなり、逆に間違えてしまうと、苦しく見えたりしてしまう。
ある撮影の中で、肩をくいっと上げる癖がある女の子に出会った。私はそれが女の子らしくかわいいと思った。
それを重心の移動で表したのが彼女の写真だ。
最初に彼女を座らせ、足を組んでもらった。ただ足を組んでもらうだけでは、堅苦しく不自然な写真になってしまう。そこで右手を後ろ側に置き重心をかけてもらった。重心をかけることにより、肩がクイッと上がり大人っぽい雰囲気の中にも7歳らしい可愛らしさもプラスされる。
右に重心をかけたことにより、必然的に左肩が落ち、組んだ足先まで流れるようなラインが出る。
また、このドレスの裾のきれいなデザインが表現された。
兄妹撮影の時は飛び跳ねたり元気いっぱいな彼女…下の歯が抜けて、ニコーと笑う可愛らしい姿を見てまだまだ7歳なのだと思いながらも、ドレスをきた瞬間、何かスイッチが入ったように大人っぽい微笑みを見せドッキっとしてしまった撮影だった。
この写真には、まだこうしたらもっと良くなったと思う点もある。
例えば、右手はもっと腰から離したらよかったのではないか…とか、左手の場所を右側に持ってきたらどうだろうか…とか。
こうして撮影を繰り返していく中で、ポージングについて更に学んでいきたいと思った。
photo:Maru cordi:Yuさん
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