太平洋戦争直後の日本とアメリカの歴史をもとに描く歴史サスペンス。
1945年8月、日本が連合国に降伏し、第2次世界大戦が終結した。
（現）第一生命本社にダグラス・マッカーサー元帥率いるGHQが日本に置かれ、米軍統治が始まる。
そんな時、ある日本女性に恋を抱くアメリカの軍人である主人公は日本文化を研究し、日本に対して格別な思いを抱き、太平洋戦争の真の意味での責任者は一体誰なのかを調査するようマッカーサーから極秘に命じられ、独自に調べを開始するという話である。
 
当時の明治天皇を中心に戦争はどのように起こり、だれによって日本列島は一丸となって戦争の道に動いていたのか？
一部の軍部の最高司令官たちが起こした戦争なのか？
明治天皇は戦争を指示していたのか？あるいは平和を守ろうとしていたのか？
日本国民は戦争に巻き込まれた被害者であるのか？
当時の世界の強大国は植民地を探してどんどん侵略をしていたはずなのに、なぜアメリカ側が日本を裁くことになったのか？
などいろいろ考えさせらた。
戦争から勝った国によって歴史は書き換えられるというが、今まで私達が接している歴史もある一部人達の偏見によって書かれてあるかもしらないと思った。
歴史もそう偏って書かれるのに、ある人を数人の主観的な意見を客観的だと言いながら、裁くという事がどれほど危険である事かという事を考えた。