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大宮店
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Photo36-距離感

投稿日:2012/3/14

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私は口下手だ。

しかも文章を書くのはもっと下手だ。

日本に10年以上も住んでいるのになぜか家では「外人」扱い。。

なんとか日本語はしゃべれるようになり、しゃべっているけど。。

たまにお客様には「無口で、口下手な、日本人男子」に間違えられる。

なので外人だという事をちゃんとつたえるようにしている。

先日スタジオにて、場をすこし盛り上げようと思って

「今日、私キムは皆さんを撮影するために!

韓国から飛行機に乗り、先ほど成田空港経由でただいま店舗に到着しました!!」と冗談を言ったら、たまたまお父さんが成田空港で働いている方で「何時の何便ですか?」と真面目に聞かれた。。またあるお父さんには「あ。そうですか。。。(シンーーーーー)」とされ

もうこの紹介はやめようかなと思った。 ^^

 

私達は子供を撮るプロと言っても、特に人見知り、場所見知りの子供の撮影の時はお父さん、お母さんの助けは絶対に必要だ。

この写真も両親からなかなか離れなかった子供をゆっくりとゆっくりと離していけるように、下手な日本語でお父さんとお母さんに指示をしながら撮った写真である。

お客様に指示をするなんて、ありえないことなのに一緒に楽しんでいただけるという名目で協力をしてもらった。

 

その時子供を見守るお父さんお母さんの表情から、子供を思う気持ち、愛情が感じられ、それを残したいと思った。

1才になり徐々に親から離れ、子供はどんどん成長して社会になじんで行く。

スタジオではいくら人見知りの子でも50cmぐらいでも離れてくれればなんとか写真は撮れるが、その50cmの離すのも難しい場合もある。

徐々に親から距離を置き少しずつ離れて行くその姿から子供達はどんどん成長して、親から離れて行く準備をするのだと思う。

 

そしてすこし社会に踏み出した一歩を暖かく見守る親の微笑む笑顔。

親と子供の間のこの距離感の中に存在する真ん中の余白も暖かく感じられる瞬間だった。

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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