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■PhotoStory⑤-地獄?
投稿日:2010/3/12
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セバスチャン・サルガドの写真で一番有名だといえるブラジルのある金鉱山で撮ったこの写真。
この写真はまるで地獄のようにも見えるし、
古代エジップトのピラミットが作られる当時を再現したようにも見える。
5万人ぐらいの鑛夫たちが泥まみれになりながら、
重い砂袋を担いで命かけではしごを登る人間の姿は衝撃である。
.
誰だって幸せになりたいという基本的な人間の欲望。
人間の尊嚴性について考えさせてくれる写真である。
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Sebastiao Salgado/セバスチャン・サルガド
1944年ブラジル生まれ。
左翼運動に関わり国を追われ、'69年パリに移住。経済学者として仕事をしていたが、行く先々で写真を撮るようになり、やがて写真にのめりこんでいく。
'73年頃からフォト・ジャーナリストとして仕事を始める。現在もパリを拠点に活動。
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