環境改善。
物事が「いきなり良くなる方法、コツ、特策など」のような言葉は自分はあんまり好きではない。
人間の知識では理解できないほどの何億年もの進化をへてゆっくり進んで来た人類の歴史のように、
毎日の小さな積み重ねが少しずつ良くなっていくのが我々の人生なのであるからだ。
人間がより良く快適に過ごせるように人間には何かを「もっと良くしたい！！」というDNAが自然に備わっているから文明は発展してきてりうのだと思う。そうやって「何かをもっとよくしたい！！」という気持ちが写真、コーディも、サービスも、店舗のインテリアを作っていく作業も、環境改善をしていくのも物事のなされる原動力、原理としては似ている。
 
最近、撮影に入る機会が少ないので写真で店舗に貢献したり、後輩たちに模範になるのは難しい。　
ライフスタジオ全体の写真の質も上がって来ているので、写真については下手なことは言えない。
そうなのであれば、自分は何をして組織に貢献するかというところで大きくやりがいを感じることの一つが「環境改善のシステム化とインテリア」。自分が生み出したインテリアでスタッフたちが少しでも写真が取りやすくなり、いい写真が出る可能性が少しでも上がるのであれば
それは何よりも幸せである。

ライフスタジオのスタッフたちは今の現状を受け入れ、それを避けたりしながら写真を撮ることにおいては達人である。　
そこてもう少し進むとインテリが出来上がったごろの意図などは関係なく、自分がいらないと思ったインテリア、小物を除去する。(笑)
しかしインテリアの改善や修正を求め、実行まで進めるスタッフはほとんどない。
不都合だらけの現代社会を生きながら何にも関心を持たず我慢して、自分を殺して生きているように見える日本社会を生きている人々とスタッフ達の今の現状の姿が重なる時は「これが現状順応型国民なのか？」と頭を悩ませる。
 
インテリアを改善するのも環境少しずつ改善して行くのも仕事のなされる原理としてはの本質は似ている。
今の良くない状況を悩んで、工夫して、アイディアを出して、少しずつ形式や模様を変えたり、それに必要な材料を揃えたり、環境を揃えたり、周りに協力を求めたり、議論し合っているプロセス自体が成功体験や自分達にいい学びとなる。
 
「美しさを表現して、思い出を記録する、楽しい遊びの空間」の完成度を常に上げていく為には３つが必要だと思う。
①自分の人生と仕事を分離せず、愛すること。
②「もっとよくしたい！」と一歩を踏み出す勇気。
③決めたことをを継続する忍耐力と向上心。
 
「自分の働く環境がよくなっていく事が、仕事がうまく行くことが、自分の人生をより良くしていく」
という単純な真理をもっときづいてほしい。