鼻水たらしのチビ達が、6年の時を経て、卒業を迎えた。
語りきれない6年間の思い出は数えきれないほどたくさんある。
とにかく無事に育ってくれたことに本当に感謝。
父親としての子育てはほぼ傍観者だったけど、自分でいうのもなんだが本当にいい子に育ってくれた。
自分のDNA、ここまでいい子になるとはと感心。

日本で初めて参加する卒業式は、思ったより、厳粛、感動的。
送る5年生と去る6年生の絆。
子供達の鍛えられた規律のある行動。
静かな雰囲気のなか素早く進む、式の段取力。
きみがよが鳴り響いた瞬間に、自分が日本に住んでいるという実感がわいた。

人間は人生の節目になんらかの儀式をし、その時に意味づけをする。
愛し合った記憶を辿りながら、生きていく。式はLife Eventなのだ。
毎日が小さなイベントの連続であると思えたら、より素敵な人生になるのではと思った。

韓国で日韓の歴史を学んだ立場の僕としては、昼間に聞いた君が代の余韻がよるまで続く。